その時ふと涙がこぼれてきて、最寄駅に着くまで大泣きして、恥ずかしくて電車に乗れないかと思いました。
入院当時を思い出すのもありますが、別の理由があると思っています。
来月の命日で、かみさんが亡くなってから丸5年が経ちます。
この5年間、ご縁があって、悪性腫瘍を患った方のお話しを聞く機会や、テレビ番組を見る機会が増えました。
当時、自分の中でいっぱいいっぱいのつもりでしたが、お話しを聞いたり、テレビを見たりすると、他の方に比べて、自分達は全然楽だという事がわかりました。
もっと色々出来たのではないかと後悔の念が出てきて、かみさんに申し訳ない気持ちでいっぱいになります。これが別の理由かと思います。
亡くなった直後は、かみさんが居なくなった事に対する悲しみで泣いていたのですが、今は自分の無力さや後悔の気持ちで泣いているのだと思います。