私は、毎度子どもたちから出る質問に、淡々となるべく事実を伝えるようにしています。


この前、子どもたちが私の妹に「◯◯ちゃんも子ども産めばいいじゃ〜ん、長女と次女でお世話してあげるよ〜」と言っていました。

子どもたちはとても明るく楽しい気分で話していて、妹は「そう?そうしてくれると嬉しいんだけど、1人じゃ産めないのよ〜」と、妹も明るく答えいました。


私は内心ヒヤヒヤして、子どもたちが言った相手が妹で良かったと思いましたが、言われた側の捉えようによっては、大変傷つけてしまうこともあります。なので…その後すぐに、子どもたちに伝えました。


あのね、結婚した家族ぜんぶが、子どもがいるわけじゃないんだよ。私たち家族はパパとママと長女と次女で4人家族だよね。お友だち家族の中では、3人家族、5人家族、6人家族の人たちもいるでしょ〜?みんな、家族の人数はそれぞれなの。


それで、私の妹は子どもは可愛いな、欲しいなと思ってる人でも、相手がいないと赤ちゃん出来ないんだよ。生物学的に男の人と女の人が子どもが来てくれたら嬉しいねって話あったところに赤ちゃんも来てくれるから、1人では産めない。


あと、結婚してるからって必ず子どもがいるわけではない。私たちは2人で生きて行こうかって思う人たちもいるし、子どもが授かれない人もいる。もし、子どもが欲しいのに、なかなか授かれない人にとっては、さっきの質問は悲しい気持ちになる人もいるかもしれないから、みんなに言って良い質問でもないかもね〜。


あとね、男の人同士、女の人同士でも結婚できるから、家族がみんな私たち家族の形とも限らない。だから、そんな人たちもいるんだなぁって思っててね。

と伝えました。子どもたちは、ふーんという感じで、そこから特に質問はなかったのですが、自分たちが知っているものが普通と思わないで欲しいなと感じます。


私が無意識に考えている普通が、知らず知らずに子どもたちの生活に浸透していて、縛っていることもあるかもしれません。だけど、私はなるべく、たくさんの大人が2人に口出して欲しいと、関わって欲しいと思っています。

無意識の普通が、無知でかなり狭いものだと気づいてほしいなと思います。どんどん、色々な世界で色々な人と出会って欲しいと思います。