最近、日銀がマイナス金利を解除するという情報をよく目にします。
具体的には…
・来週18日~19日の金融政策決定会合でマイナス金利政策の解除を決める見通し
とのこと。
ということで、長らく続いた日本のマイナス金利がいよいよ終わる可能性が高いようです。
マイナス金利とは…
・民間の金融機関が中央銀行(日本では日銀)に預けている預金金利をマイナスにすること
・2016年1月の会合にて「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」として導入を決定
※参照元はこちら
このマイナス金利、2016年1月に導入されたので、8年以上も続いたことになります。
なかなかの異常事態だったと思いますが、ようやく正常化に進むということでまずは良かったと感じています。
とりあえず良かった♪
では、このマイナス金利解除は、どのような影響をもたらすのでしょうか。
いざというときに慌てないように、ある程度は想定しておこうと思います。
1.(日本の)株価への影響
マイナス金利が解除されれば、銀行預金の金利が上昇することが予想されます。
そうなれば、リスクのある株などではなく、定期預金にお金を入れる層も増えそうです。
なので、基本的にお金の流れは「株→預金」となり、その影響で株価は下落傾向になりそうです。
ただ、今回の場合は、会合前に(マイナス金利解除の)情報が出ているため、すでにそれを織り込んでいる可能性があります(※参照元はこちら)。
3月になってからの日経平均株価の終値は…
・3月4日…40,109.2円
・3月15日…38,707.6円
と約1400円の大幅下落をしています(※参照元はこちら)。
そのため、次回の会合で解除の情報が出ても、それほど株価が動かない可能性もあります。
ただ、少なくとも今年の1~3月のような高騰は起きにくいと思われます。
なので、個人的には…
・もし株価が大幅下落したら新NISAの枠の上限分くらいまでは買う
・あまり動かないようであればいったん待機
という感じでしょうか。
(特に銀行株がどういう動きをするか注目しています)
難しい…
2.為替への影響
円のマイナス金利が解除されることによって、ドル円の金利差が小さくなると予想されます。
そうなると、お金の動きは「ドル→円」となり基本的にはドル安円高の方向に進みそうです。
問題は
・実際の円の定期預金の金利がどの程度になるか
でしょうか。
いくら円の金利が上がっても、それでもドルとの差が大きいままであれば、劇的な変化は起きないような気もします。
ちなみに、現段階でのドル円の金利(Sony銀行の1年定期預金)は…
・円…0.02%
・ドル…4.8%
です(※参照元はこちら)。
個人的には、もし円金利が2~3%くらいまで上がるのであれば、円定期も検討しようかと思っていますが…
どうなることやら…