ちょっと時間が経ってしまいましたが。
改めて。
ポーの一族について
感じたことを徒然と。
ポーの一族が。
ほとんど同じ脚本をたどりながらも。
初演の花組と雪組さんバージョンで
全く違う印象なのは
皆様のご感想の通りです。
お芝居って、
ご自分の役に徹するだけじゃなく、
全体とのバランスも大事なんだなと
改めて思いました。
初演は。
トップ娘役がシーラで、
二番手のれいちゃんがアラン。
雪バージョンはトップ娘役がメリーベル、
二番手の瀬央さんが男爵。
宝塚の、番手順と役の比重を考えると。
雪組版メインは、エドガーとメリーベルの
関係性になります。
アランの悩み苦しみよりは、
メリーベルの、エドガーへの思いが
中心にになってくるかと。
そうすると。
柚香光ちゃんのアランそのままではなく、
縣千さんのアランが出来上がるんだなと。
れいちゃんのアランに比べ
縣さんのアランはもう少し健全なイメージです。
ほぼ同じセリフながら
アキラさんと瀬央さんとで
男爵の印象が全然違うのも。
初演が。
みんなが不安を抱えながら、
それでも寄り添って、
お互い手探りながら、
かけがえない家族となっていった
というところで。
雪組版が。
同じように皆が不安ながらも、
男爵が
家族の柱として、親として、
夫として頼れる存在として
そこにいた。
という。
役柄への解釈、
表現したいことの違いが
あるんじゃないかなと思いました。
アキラさんの男爵は、
雪組版に比べると、
ギリギリのところを必死で守ろうとする、
そんな苛立ちが垣間見えることがありましたが。
瀬央さんの雪組バージョンは。
もう少しどっしりと構えていて。
本当の親か?という包容力を感じることも。
メインで見せたいところが決まっていると
それに向けて、
役柄の作り方も、違うのかもな?
全体のバランスっていうのもあるんだろうな?
などと思いました。
雪組版にはやっぱり
れいちゃんのアランではなく、
縣千さんのアランがよいし。
花組の男爵は、
アキラさんの男爵がしっくりきます。
そして、改めて思ったのは。
柚香光ちゃんの拗らせ男子。
めっちゃ繊細に作り込まれてたんだなと。
明日海りおさんのエドガーも。
どこか仙人のような、
少年の風貌なのに何歳なのかわからない
なんとも言えない怖さを湛えていて。
2人が並んだ時の。
触れたら壊れてしまいそうな危うさが
たまりませんでした。
雪組版のエドガーとアランは
そこまでの儚さはなくて、
2人ともに少年ぽさがちゃんとあり。
エンディングではもう少し
明るい希望を感じさせてくれます。
初演、再演、
いろんな感想があるかと思いますが。
私の場合。
一言で表すと。
耽美に浸り、
マチソワするなら雪組版。
感情移入して
どっぷり世界に浸かりたい時は花組版。
そんな感じです。
花組版はガッツリ重くて。
雪組の方がちょっとだけ軽やかなような。
あくまで、個人の感想につき😊
みなさま、さまざまなご感想があるかと。
私は原作を読んでないのですが、
読んだらまた違う感想が
湧いてくるのかもしれません。
読んでみようかな。

