鏡の中の世界
嬉しいんだか悔しいんだか、なんだかよくわからない
感情が入り混じる日々でございます。
もちろん、
オリンピックで。笑
出場するだけでもスゴイことなんですから、ぜーんぶ
喜ぶべき試合ではあるのが大前提なんですけども、、、
やっぱそこにはそこで、勝ち負けってのがあるわけでして。。。。
そこで試合してること自体をスゲーって思いつつ、
負けちゃったらやっぱり悔しくってねぇ。
きっと日本中がそうなんでしょうけど^^;
最終日まで日本人選手の試合は続くみたいなので、
最後の最後までしっかり応援したいと思いまっす。
先月だったと思いますが、中国で2匹のクローン猿の
赤ちゃん誕生という衝撃的なニュースがありました。
クローンって、近年ではSF映画でもよく題材にされますよね。
多くの人が関心を寄せることのひとつであることは
疑いの余地もなく、科学者はこれまでにも動物の
クローンを誕生させてきました。
クローン羊のドリーなんかは、なんとなくその名前は
聞いたことあるような気がするって人がいるのでは
ないかと思います。
でもこれまでは、どのクローンも哺乳類まで。
しかし遂に、霊長類のクローンを誕生させるという、
なっかなかな領域に人類が踏み込んだわけです。
理論上は、僕ら人間の複製を作ることが可能だということですから、
そりゃ大騒ぎにもなりますよね。
今のところ世界的に、クローン人間は生み出してはならない
ということで合意は出来てるようですし、今回の中国の研究者も、
サルを使って人の薬の効果を確かめる実験に役立てるためって
ことらしい。
山中教授がiPS細胞でノーベル賞を取ったときに、
これで「不治の病」と言われてる病気が治るかも
しれないという希望を持ったことは記憶に新しい
出来事ですが、今回のサルのクローンのニュースで、
人が人としてやってもよいことってのが、ちょっと
よくわかんなくなりつつあります。。。。
病気は治ったほうがいいし、みんなが長生きできたほうがいい。
あくまでも個人的な意見です。
だからそのために、薬や医療器具なんかの研究開発に
人類は勤しみ、昔は根治が難しいとされていた病気でも、
今は治せるようになったものがたくさんあるわけです。
僕自身がもし病気になったら、治してもらいたい。
家族がもし病気になったら、治ってほしい。
自分のこととなったら100%それしかないのだけど、
僕らがどこまで神様の領域に踏み込んで良いものかは、
とってもとっても悩ましい。。。。。
仮に僕のクローンを作ることが可能になったら、
意識がどうなのかはともかくとして、対外的には
「僕」でしかないクローンの僕が、永遠にこの世に
存在し続けることが可能になるわけでして。
そんなことになったら、もはや、ひいおばあちゃん
どころの騒ぎじゃなくなって、何代にも渡って永遠に
みんなが存在することになっちゃうわけで。
こんなSF映画みたいなことが、もう理論的には可能。
あとは、やるかやらないかってことでしかない。
いくらルールを作っても、いつかルールを破る人が登場した場合、
SF映画が現実になっちゃうわけでさ。
その可能性を0%にすることって、ほぼ不可能に近いでしょー。
僕らはこの先、大丈夫なのかね？
公開されたカニクイザルという種のクローン赤ちゃんの写真がさ、
もうすんごくかわいいのですよ。
人類の医療に貢献するからといって、こんなかわいい
赤ちゃんたちを実験に使うなんて。。。。。。。。。。。
病気になったら助かりたいし、長生きできるならしたいけど、
その代償だこれだとしたら、精神的に病みそうです。。。。
今回クローンを誕生させたチームが所属する
中国の研究所の所長は、
「倫理の問題は科学者が解決するものではない。
社会全体で正しい選択を探らなければならない。」
と、おっしゃっています。
でもさ、倫理の問題が科学よりも前に存在しなければ、
僕たち人間は間違いを犯してしまうんじゃないかなぁ。
今のところの人類の歴史は、そう言ってる気がしますが。。。。
際限のない欲望の果てに何が待ってるのか？
僕はあんまり知りたくないかもです。
そこに愛があれば、終わりもきっと怖くはない。
そんな未来だったら、僕は永遠を手にしなくてもいいかな。
探らなきゃいけない正しい選択なんてものは、
本当は無いほうがいいものばかりな気がします。
TONO
P.S.
LIVE SCHEDULE
2月23日 @LIVEBAR2531
OPEN 19:00 / START 19:30 \3000（D込）
TONO：Vo
荒幡亮平：Pf
チケット予約 ： tonotonolive@gmail.com
Twitter ： 11a_TONO