歪な太陽
プレミアムフライデーが4回目を迎えました。
えーーーーっと、
機能してるんすかね？笑
しーーーーばらすると、
「あー、そんなこともあったよね。」
ってことになりそうな空気が漂いまくってますが。。。。。
継続は力なり。
ではありますが、そもそものところをどうにかしないことには、
プレミアムフライデーはなかなか浸透しそうにありませんよねー。
政府は『働き方改革』を進めるべく頑張っております。
前述のプレミアムフライデーもその一環。
大きな企業は特にですが、長時間労働の是正や有給休暇の取得に
力を入れている今日この頃でございます。
僕の友人が勤める会社では、月の残業時間が
○○時間を超えたり、休日出勤なんかがあったり
すると、なんと罰金だそうです。
実際に罰金という事態になるのかどうかは、
まだそういうことに誰もなってないので定か
ではないようですが、とにかく会社としては、
頼むから休んでくれということみたい。
でも僕の友人の職種はさ、サービス業なのでございます。。。。
お客様がいれば、帰るに帰れないのがサービス業。
本社勤務なら帰れるのかもしれませんが、実際に
最前線の店舗でお客様と接している従業員としては、
なかなかそうもいかないのが現実。
話を聞いてるだけで、なんか板挟みでかわいそうな感じでした。
そういや『キッズウィーク』ってのを報道で目にしましたね。
子どもたちの夏休みを1週間削って、その1週間を
別の時期に振り分けるんだって。
1週間のお休みをどの時期に設定するかは、
各自治体に任せるんだって。
子どもたちを休みにすれば、そのときに合わせて大人が
有給休暇を取得してくれるんじゃないかという計画らしい。
まぁそれもひとつの手段ですよね。
でもさきほどの僕の友人のように、サービス業の人とかさ、
サラリーマンなんだけど、なかなかカレンダー通りに働いてる
人たちと同じようにはいかないって人もたくさんいますものねぇ。
とにかく政府は頑張ってるわけですが、面白いことにですね、
とあるアンケート調査によると、休みが不足していると感じて
いる人の割合が、調査対象国の中で日本が一番低いという
結果らしい。
なんだかんだ不平不満を漏らしつつも、他国と比べると
我々は働くことが好きみたいですよ。笑
文化的なものもあるんでしょうけど、実際は働くことが
好きというよりも、日本人って休みの日にやることが
あんまりないんでしょうねぇ。
ま、戦後からそうやって休む間もなく頑張って
先人たちが働いてくれたおかげで今日がある
わけですから、なんかわからないでもないです。
休みが欲しくないわけじゃないんだけど、
休んだところでやることもない。
こういう消去法な感じの結果なんじゃないかと、
まったくもって独断と偏見の推測です^^;
学生時代を僕はアメリカで過ごしましたけど、
日本の大人よりもアメリカの大人のほうが、
圧倒的にアクティブなように感じます。
まぁ国民性もあるんでしょうけど、やっぱさ、
特に東京はさ、空気吸ってるだけでお金が
かかるくらいに何事も安くないですもんね^^;
映画を1本観るだけでも、交通費を含めると
アルバイト数時間分の金額が必要です。
決して安くはありません。。。。。
そう考えると、休みにアクティブに動くことも簡単ではありません。
若者へのインタビューでも、
「休みが増えたところで遊ぶお金もないし」
っていう切実な返答。。。。。
企業が残業を減らす取り組みも、残業代を込みで
生活してるという人たちもたくさんいるのが現実。
働き方改革という旗を掲げて、とりあえず動き出さなきゃ
どうしようもないもの事実なのでしょうけど、日本人が長年
築いてきた現状からシフトしていくには、なかなか簡単には
解決出来そうもない現実的な問題が山積なようです。。。。
ちなみに、
アートの世界では残業もありませんし、
働かざるもの食うべからずでしかありません。笑
ので、働き方改革によってクリエイティブな世界に
何か直接的な変化が生じるわけではありませんが、
日々一生懸命お仕事されてるみなさんの余暇が、
働き方改革の先に時間的にも経済的にも余裕が
生まれるような状況になれば、飲食店や行楽地、
美術館や劇場なんかにもっと足を運んでもらえる
機会が増えるんじゃないかなーと思ったりもします。
が、
世界で最も貯蓄好きと言われる我々日本人ですから、
タンス預金が増えるだけ・・・という結末が無きにしも非ず。笑
何はともあれ、『働かなくてもいい』なんていう未来は
やってくるわけがないので（笑）、ありがたいことに与えて
もらった役割をしっかり果たすべく頑張るのみでございます。
さっ、週末でございますよっ。
他国と比べて、日本人が不得意らしい週末です。笑
梅雨が来る前に、おでかけしてみてはいかがですか？^^
との