王様の耳はロバの耳 | TONOオフィシャルブログ「TONOログ」Powered by Ameba

王様の耳はロバの耳

みんながそれぞれに、それぞれのモノサシや

許容範囲を有しながら生きています。


規格通り、30cmピッタリのモノサシで

生きてる人なんていないんすよ。


長さが何センチかなんてわかんない、それでもって

まったく長さの異なるモノサシで、僕らは同じ世界の

中で生きています。


自分が持ってるモノサシでは測ることが出来ないものとか、

自分の許容範囲の外にあるものを認めることって、なかなか

難しいことであります。


これって、どうしてなんでしょね?


冷静に考えると、平均寿命と言われるところまで

生きたところで、生きてる間に知り得たことよりも、

知らないことのほうがこの世には多いんだと思います。


この世を去るとき、僕らは知らないことのほうがはるかに多い。


それなのに、どうして自分のモノサシで測ることが

出来ないものを認めるということが、僕らにとって

こんなに難しいことなんでしょ?


どうしてなのか、まったくわかりません。。。^^;




ノーベル賞を日本人が受賞しました。


誇らしいことであります。


「20世紀中の実現は不可能」だとも言われていた青色LED。


赤崎勇教授、天野浩教授、中村修二教授、

今回ノーベル物理学賞を受賞した三教授の

モノサシでは、多くの科学者たちを不可能だと

言わしめたものでさえも、不可能ではなかった

のでしょうね。


これはある意味、当時の大勢であった意見を

認めなかったことで起こった、大変素晴らしい

例であります。


僕が本日の冒頭で述べたこととは、

まったく次元の違うお話です。笑




僕はね、別に自分の許容範囲外のものを

認めろと言ってるのではありません。


はっきりと納得できる理由を述べられるなら、

それでいいと思います。


ただ、感情とかそういうもので、理由もなく

認めないのはきっと良くないよね。


そういうのって、自分にとって都合の良いものに

囲まれて暮らしたいだけになっちゃうじゃない?


人生ってさ、そんなに都合の良いことだらけじゃないものね。


教授たちにとってもさ、たくさんの「失敗」が

あったからこそのノーベル賞なわけでね。


失敗なんてものは、とっても都合の悪いものなわけで。



こうやって書いてる僕もね、ほんっっっっっっと、

自分のモノサシで測ることが出来ないものを

認める能力に欠けております。。。。。


困ったものです。。。。。。。。。。


もっと大きな心を持ちたいなと、

願ってばかりでなかなか近づく

ことが出来ずにいます。。。。


きっとそれは、自分にとってあまり都合が

良くないことだからなんだろうなと。。。。


何かを嫌ったり、排除したりしようとする感情、

それって美しくないどころか醜いよね。


そんな醜いものとは、勇気を出して戦わなきゃだよね。


醜いものほど、おそらく自分に足りない

何かを教えてくれる大事なものなんすよね。


明日、もう少し戦ってみようと思います。




余談ですが、天野教授のご夫人はロシアの大学で

日本語の講師、ご子息は東京大学と京都大学、

授賞式でストックホルムに訪れている教授家族は、

全員が顔をそろえるのがお正月以来なんだそうです。


僕も家族全員が勢ぞろいなんてことからは

何年も遠ざかっておるのですが、理由のレベルが

圧倒的に違いすぎて、もう笑うしかありません。笑





過ぎた日のことは


もういいじゃない


今日のことも


もういいじゃない


だから明日は笑っていよう


それが出来たら


もういいじゃない





TONO







P.S.


LIVE SCHEDULE

Brand new classic
12月30日 @LIVEBAR 2531
19時00分開場 19時30分開演 \3000(D込)

TONO(Vo)
荒幡亮平(Pf)


*詳細はツイッターアカウント:@LIVEBAR2531にて。
ツイッターのアカウントをお持ちで無い方は、

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