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不都合な真実

尊厳死を選択することを語った動画をネット上に公開し、

世界中に議論を巻き起こしたアメリカ人女性が、予告

通りに自らの命を絶ちました。


『死ぬ権利』


なんとも難しいお話。。。。


賛成も反対もしようもないくらいに難しいお話です。。。


余命半年を宣告されるという、なんとも筆舌に尽くしがたい

現実を受け入れなければいけないという気持ち。


今の僕には想像することすら出来ません。


苦しい闘病生活よりも、安らかにこの世を去りたいという気持ち、

なんとなくでしかないけれど、理解出来るような気もします。


おそらく答えはないので、みなさんにもそれぞれに、

それぞれの考えがきっとあることでしょう。


ただね、


なんか『権利』ってものが叫ばれすぎなのではないかと

思ったりもしますです。


たまたま今日も、18歳からの参政権についての

ニュースを見ました。


18歳からの参政権を認めた場合、18歳19歳の未成年が

選挙違反を犯した場合の処遇について。


議論は色々分かれるところではありますが、参政権を認めるなら、

個人的にはいっそのこと18歳で成人でもいいような気もしますしね。


未成年の選挙違反の罰則規定を議論することが

悪いことだとは思いませんし、良い改革ならば

速やかに実行に移したほうがいいとも思います。


が、


そもそもどういう国にしたいのか?


ってことが、あんまり見えてこない気がしてなりません。。。


また話がそれてしまいました。。。^^;



なんかさ、


権利、権利って、


なんだかそういうのってあんまり好きになれないんですよねぇ。


死ぬ権利もそうですけど、死を選ぶかどうかは置いておいて、

人間は死ぬ権利というものを有しているのか?ってことから

そもそもよくわからない領域じゃないっすか?


自ら死を選ぶということを、権利を行使していると

表現していいんすかね?


あ、


もちろん僕にはよくわからない話であって、

あくまでも『?』ってだけです^^;



日本特有の文化なのかもしれませんが、

お店なんかでも、客のほうがエライという

ような風潮がありませんか?


ちょっと前にも、店員を土下座させた画像が

問題になったりしましたよね。


あくまでもそれは極端な例ですが。。。


もちろん客には客の権利があるのですけど、

それは客としての最低限の義務を果たすのが

大前提ですよね?


ただ客としての義務というものは、人々の

『モラル』や『マナー』に委ねられているのが現状。


モラルなんてものは、とっても曖昧だったりしますからね。


おもいっきり香水の匂いをふりまいて

寿司屋のカウンターに座るとかさ。笑


そういうの、マナーじゃん。


って思う人もいれば、そうでない人もいるのが、

残念ながら世の中ってやつでさ。


私が正しいと思っていることが、常にどこでも

正しいというわけではないってのが社会。


国や文化が異なれば、モラルもマナーも異なるわけでね。


なんかまた話がそれちゃってます?^^;



権利を主張して勝ち取った場合、オートマティックに

それによって果たさなければならない責務が生まれます。


おそらくそれは、どんな物事でもほぼほぼそうなんじゃないかと。


権利を主張することは、決して悪いことではありません。


むしろ良いことだとも思います。


そうやって僕らの社会は発展を遂げてきたわけですしね。


ただそれは、


主張する時点で、その先に生まれるものも

考慮した上での主張であることが大前提。


権利を主張するってことは、それなりに覚悟が

必要なことははずなんですよ。


それがさ、


なんとなーくですけど、


その先の覚悟が無いまま主張だけしているように感じる

ものを見かけることが多いような気がするなぁってね。



企業が好意で行ったキャンペーンで、細かな

条件を読まないままに参加して、条件の文字が

小さいのがいけないとかさ。笑


話がそれていきそうなので、やめときます。笑




今回尊厳死を選んだアメリカの女性は、

推測でしかありませんが、それはそれは

悩んだことでしょう。


悩んで悩んで、たどり着いた結論なんでしょう。


僕はその結果を否定する気にはなれません。


残された彼女の家族やご主人が、この先ずっと、

彼女の意思を尊重し、選択に間違いはなかったと

思える人生であればいいなと、心から願うばかりです。



でもTONOログ読者のみなさんには、

最後にひとつお願いしたいです。


どんなに苦しくとも、


それがどんな苦難であったとしても、


自ら死を選ぶという選択だけは、出来ればしないでもらいたいです。


アナタが苦しいとき、僕は何もしてあげられないかもしれません。


アナタに苦難が訪れたとき、僕がずっとそばにいてあげることはできません。


だから説得力はまったくありません。


でも、


説得力がなくともあえて言わせてください。


それでもアナタは決してひとりじゃない。


手を伸ばせば、必ずそこに伸びる手があると信じてほしいんです。


辛いことのほうが多いのが人生だけど、

それでも人生は素晴らしい。


本当にそうなのかどうかは僕にもまだわからないけれど、

信じてみる価値はあるんじゃないかな。


お互いがおじいちゃん・おばあちゃんになったとき、

そんな日もあったなって笑える日が来ることを信じて、

それぞれに訪れる苦難に立ち向かってこっ。


僕も信じてやってみるからさっ。





そばにいてほしいと願うことは


決して弱いわけじゃない


そばにいたいと願うことは


決して身勝手なことじゃない


でもそれが愛だと勘違いしてはいけない




TONO






P.S.

ライヴスケジュールが確定しましたっ。

久々に休日のライヴでございます。

みなさまよろしくお願いしまっす。


LIVE SCHEDULE

Brand new classic
11月24日 @LIVEBAR 2531
19時00分開場 19時30分開演 \3000(D込)

TONO(Vo)
荒幡亮平(Pf)


*詳細はツイッターアカウント:@LIVEBAR2531にて。
ツイッターのアカウントをお持ちで無い方は、

LIVEBAR2531@gmail.com
までお問い合わせください。



Twitter : @11a_TONO