ふたつの星のソナタ | TONOオフィシャルブログ「TONOログ」Powered by Ameba

ふたつの星のソナタ

残念ながら、間もなく夜が明けます。


1年に1度だけ逢うことを許された織姫と彦星の夜は、

まもなくお別れの時を迎えます。


お話の世界とはいえ、なんと無常で儚い時間でしょう。。。


また1年も逢えないととるか、

また1年後に逢えるととるか。


なんとなーく、前者は恋で後者は愛って感じでしょうかね。


とにもかくにも、こんな伝説のおかげで、

1/365でしかないひとつの夜が、僕らの

想像を駆り立て、ステキな夜に演出して

くれますよね。


二人のロマンスに触れるような野暮なことはやめておきます。


あっという間に1年が過ぎてしまうと僕は困りますが(笑)、

二人の愛は、あっという間に1年を駆け抜けるといいですね^^




何年自分をやってても、自分のことなんてさっぱりわかりません。


誰か教えてくれっ。


そんな感じです。笑


何が幸せなのかすらわかりません。笑


それすら、毎日毎日様変わりしていきます^^;


みんなはどうなんでしょか?


これが毎日出来るなら、もうそれ以上は何もいらない。


なーんてことを、一度くらいは思ったことありませんか?


でもさ、人って勝手というか欲深いというか、

本当に毎日になったらそのありがたみを

忘れてしまったりしてしまいます。。。


毎晩サンタがやってくるとしたら、


いつかおそらく、


「サンタさん、明日は来なくて大丈夫です。」


なんてお手紙を、サンタに書く子供が出現することでしょう。笑


人ってそんなもんなんすよね。


ま、欲しいおもちゃが無いにもかかわらず、なんでも

いいから何かしら毎日もらってやれっていう感じに

なるよりは良い子ですけどね。笑


僕にとっての唄もそうで、今は毎日唄っていたいと

思いますけど、本当に毎日唄えるとなると、きっと

おそらく、ちょっと休みたいなんて言いだすんでしょうね。。。。


基本的には『サボりたい』ダメ人間ですから^^;


こんなことを書いてると、こうも思えます。


『もしこれが、1年に1度きりのライヴだとしたら』


僕はそんな歌が唄えてるのかなぁ?


ってね。


たとえ毎日唄えたとしても、そういう唄じゃなきゃ

意味がないというか、そんな唄でなきゃです。


パン職人でも同じことが言えると思うんですけど、

何年もやってれば、ちょっとくらい体の調子が

悪くても、お客さんには何ら問題の無いパンを

焼けるのではないかと思うんです。


でもさ、そんなことをしないから『職人』と呼ばれるわけですよ。


会社勤めの方もおそらく同じ。


ほぼ毎日決まったルーティーンであっても、

「やる」のと「こなす」のは違うわけでね。


「やる」ってのが、おそらく仕事と呼ばれるもの。


こなしたって、きっと問題無く進行するでしょう。


数年間の経験値は伊達じゃないですからね。


それでも、こなさないのが仕事。


きっと大丈夫だろうと確認しないのではなく、

きっと大丈夫だろうけど確認。


大切なことなんだけど、気付けば忘れてたりするんすよねぇ。。。


織姫と彦星が、大切なことを思い出させてくれました。


七夕の夜に感謝。



一音一音、一語一句にめいっぱいの心を込めて。


もし忘れてそうなら、遠慮なく叱ってください。


人それぞれに好みはあるにせよ、食べた人たちが

「おいしい」と思うパンを焼くのが職人。


でもみんなが望む歌を唄うわけではありません。


僕はただ唄いたい歌を唄います。


パン職人が焼きたいパンを焼くようにね。


でも気持ちは同じです。


聴いてくれたみなさんが、優しい気持ちになれる唄を。



みんな、ひとつ忘れないでください。


それが出来たかどうかは、結局のところ、

自分自身が一番よくわかってるということをね。




あの瞬間のたった1秒から


僕らはどれくらいの時間を積み上げたのだろう


もうあの瞬間の記憶は曖昧になってきた


でも今日も確かなことがある


僕は変わらずアナタを愛してる



TONO






P.S.


LIVE SCHEDULE

Brand new classic
7月10日 @LIVE BAR 2531

19時00分開場 19時30分開演 \3000(D込)

TONO(Vo)

荒幡亮平(Pf)



Twitter : @11a_TONO