恋のススメ | TONOオフィシャルブログ「TONOログ」Powered by Ameba

恋のススメ

手が届きそうで届かないもの。


これが一番切ないかもしれないね。


叶いそうで叶わない。


行けそうで行けない。


こういう状況がほんとに一番切ないよね。


どうだろうねぇ、


誰もがわかりやすく例えるとしたら、


それが『恋』なのかな。


恋ってのは、だから切ないものなのかもしれないね。


ちなみに今、Yahoo辞書で『恋』って調べてみた。


・特定の異性に強くひかれること。また、切ないまでに思いを寄せること。


だって。


意味に「切ないまでに」って書いてあるくらいだから、

やっぱり恋は切ないものなんだ。笑


どうして切なくなるのか。


それは結局、今日のTONOログの冒頭に戻るわけだよ。


ちょっと冷たい表現になっちゃうけど、

恋人同士といえども所詮は赤の他人です。


どれだけ切ない恋心を抱いても、


どれだけ深い愛を注ごうとも、


生まれた場所も時間も、食べてきたものも、

何から何までが違う人間。


どれほど相性の良い二人でさえも、


どれほど愛し合う二人の間にも、


どうしても越えられないラインがお互いにあるわけです。


それだけはどうしようもない。


相手が生まれてから今日に至るまでの人生を、

100%理解することなど不可能だからね。


最後の最後で思うようにいかなかったり、


最後の最後で思うように伝わらなかったり、


そんな歯痒いラインが二人の間を阻みます。


でももし、相手が考えてることが本当に

手に取るようにわかったとしたら、、、、


なんかそんな映画かドラマがあった気もするけど、


そんな状況がずっと続けば辛くて辛くてしょうがない気もする。


今知りたい!


ってときに、スイッチを押せばわかる程度ならいいけどさ。笑


知れば知るだけ、きっと自分では対応出来ないことだとか、

どうしてもサポートしてあげられないことだとかを思い知る

ことになる。


でも、


だから人類は男と女ってのが存在することで、

きっとここまで発展することが出来たんじゃないかな。


恋する人に好かれたいと思う気持ちが、

女をより美しくし、男をかっこよくする。


そこには多少のウソがあったりもするもの。


好かれたくて猫かぶってるなんてこと、

誰しも経験したことあるものでしょ?笑


でもそれは、そこに近づきたいと思う意思の表れ。


最初は猫かぶった状態でも、続けていれば

段々と板についてくるものです。


最初は足がしびれてどうしようもなかった

お茶のお稽古も、続けていればピンと背筋を

張って座っていられるようになるのと同じこと。


僕の場合、唄も同じ。


クラスメートや親せきなんかに

「歌が上手だねぇ」

なんて言われて浮き足立って。笑


思春期になってモテたくてバンドのボーカルなんかやったりして。


始めた頃はなんかのモノマネでしかなくて。


あれだけ周りから褒められた唄でさえも、あらためて

今ちゃんと聴くと、恥ずかしくて5秒も聴いてられない。笑


どんだけへたっぴやねんっ!


って感じですよ。笑


でも憧れに近づきたくて続けているうちに、

少しずつステージに立つことにも慣れてきて。


少しずつオリジナリティーなんかも出始めて。


それでも、いつまで経っても昨日唄った歌は

もう聴きたくないなぁって日々で。。。


ただただかっこつけてみてたのが、多少は

板についてきたってだけのことで、どうしても

越えられない一線がいつまでも目の前から

消え去ることはありません。


恋と同じだ。


音楽が恋人だとか、


唄に恋してるだとか、


そんな歯の浮くようなセリフが吐けるタイプではありませんが^^;


唄がうまくなりたいという気持ちを抱いて、

もう長い時間が過ぎました。


それでも、この気持ちが本物なのかどうかは

この命が尽きるまではわからないこと。


やっぱり恋と似てるね。笑




ひょっとしたら好きなのかなぁ?




って、思った時点でそれはきっと恋です。




本当に好きなのかなぁ?




って、そんなことはいくら考えてもわかんないことです。




ひとつ言える確かなことは、


その気持ちは必ずアナタをステップアップさせてくれるはず。


かっこよくなったり、


綺麗になったり、


勇ましくなったり、


おしとやかになったり、


色々あるけど、


恋をしているアナタの笑顔はきっと輝いているはずです。


たとえ敗れたとしても、


それだけの笑顔にさせてくれたんだからいいじゃない。




切ない夜を星の数ほど越えて、僕らは大人になる。


胸が張り裂けそうな夜をじっと耐えて、僕らは強くなる。


逃げ出したくもなるけど、


やっぱり恋って素晴らしい。




との