迷いの中でも出逢えたら。 | TONOオフィシャルブログ「TONOログ」Powered by Ameba

迷いの中でも出逢えたら。

いつも笑ってて欲しいと思ってくれる人がいるということの温かさって、

なんでこんなに温かいのかね。


アツアツの鉄板を目の前にして食事をしているわけでもなく、


沸騰したヤカンからお湯を注いでるわけでもない。


物理的な温度なんて、そこには何もない。


なのに、そういう人の心は本当に温かい。


たとえば何かの映画でも観て、とっても気持ちが温かくなったとして、

でもそれは限りなくこちらの受け取り方次第。


その映画を撮った監督の意図がどうだったかはわかりません。


そうだったかもしれないし、そうじゃなかったかもしれない。


そういうのじゃなくて、


ライヴで、誰かの目の前で、


あったかい気持ちになってもらえたらなっていう意思を抱いた唄で、

誰かの心をあっためることが出来たらいいなぁ。


そんな歌が唄いたい。




ほんと最近の話で、

良いこともあったし悪いこともあった。


みんな同じか。笑


1日24時間を過ごしている間に、みんなそういうこと達との

出会いと別れを繰り返してるものですよね。


最近の僕のお話は、どちらかというと悪いことのほうが

ウェイトとしては大きいんだけど、今夜はちょっと気分がいい。


この気分の良さで、巻き起こるたくさんの問題を

瞬く間に解決出来たらいいんだけど、現実ってのは

そうはいかないもの。


でもね、


そんなひょっとしたらとっても小さな出来事かもしれない

小さな幸せが、心を穏やかにしてくれるものなのですね。


そしてそのきっかけなんてのは、誰もが持ってる力。


なんにも特別なものじゃない。


世界の文化遺産に登録されるような絵画でも、


世界中を魅了するスターの唄声でも、


目が飛び出るくらいとっても高価な宝石でも、


死ぬまでに一度は食べてみたい貴重な食材でも、


憧れのブランドの煌びやかなドレスでもない。


この世に生を受けた時にはすでに誰もが持っている笑顔や、


誰かを思いやる心や、


誰かを愛する気持ち。


そんな特別でもなんでもないほんの小さなことが、

うわっつらじゃない心の奥のほうをあったかくしてくれます。




何度も言い過ぎだけど、そんなにうまくはいかないよ。


でも、


すぐにうまくいかないから乗り越え甲斐がある。


なんて思えるような聖人君子でもありません。


そう思えるようになる方法のひとつは、


乗り越えた後の喜びを知ることかな。


どんな小さなことでもいい。


まずはその喜びを知らなくちゃ始まらない。


そのうれしさや楽しさを知っている者だけが、

乗り越えた後にひょっとしたら待っているかもしれない

ステキな感情を想像出来るわけで。


ただ残念ながら、待っているものが想像通りかどうかは不確か。


だから人はまた迷うわけで。。。


ってことは、そっか。


迷うってことは、知ってるから迷うんだね。


想像出来るから、想像と同じなのかどうか迷うんだね。


もしも違ってたら・・・。


ってさ。


じゃなきゃ迷うことすら出来ないもんね。


迷うってのは、頑張ったことがある奴の証なんだな。


そう思えば、晴れない迷いを抱えてる日々にも

少しは自信が持てる気がする。


迷え。


もっと迷え。


そのまま灯が消えようとも、


迷うことなく迷え。


その迷いは、すでにもう踏み出した一歩なんだ。




こんなことを考えさせてくれるアナタに感謝。


その笑顔に逢いたくて頑張らせてくれるアナタに感謝。


幾億の人がすれ違う交差点で、出逢えたアナタに感謝。


もう迷わないとは言えないけど、


迷い続ける日々の中で、アナタがいてくれることに感謝。




TONO