ジャッキー・ロビンソン | TONOオフィシャルブログ「TONOログ」Powered by Ameba

ジャッキー・ロビンソン

5月23日 渋谷O-Westで唄います^^


前回は2月だったので、ちょうどいわゆる「ワンクール」。笑


周期がワンクールにならぬよう、もうちょっと頑張ります^^;


お時間あれば、ぜしぜし僕の唄聴きにきてくださいっ。



メジャーリーグの世界では、4月15日は

ジャッキー・ロビンソンdayだそうです。


今や多くの日本人プレーヤーが活躍するメジャーリーグ。


日本のテレビでもたくさん観ることが出来るメジャーの試合。


でもこのジャッキー・ロビンソンdayというのは初めて知りました。


ジャッキー・ロビンソンはメジャーリーグ初の

黒人プレーヤーだそうです。


1947年4月15日にメジャーデビュー。


ジャッキーはその後の有色人種のメジャーリーグへの

参加の道を開いた選手として、その偉業を称えて毎年

4月15日をジャッキー・ロビンソンdayとしたそうです。


厳密には1884年にモーゼス・フリート・ウォーカーという

アフリカ系アメリカ人選手がいたそうですが、そのお話は

ここでは割愛。


1947年って、日本はまだ戦後間もない時期。


教科書で習ったGHQなんてのがいた時代です。


アメリカではまだ人種差別が根強い時代。


メジャーリーグのオーナー会議では、ジャッキーが所属する

ドジャースを除く15球団がジャッキーがメジャーでプレイする

ことに反対。


チームメイトの中にもこれが理由で移籍した選手もいるそうです。


僕らは映画やテレビドラマでしか知らない時代のお話ですが、

想像するだけで胸が痛みます。。。。


そんな中ジャッキーは大活躍、チームも優勝、

この年に制定された新人王に輝くという素晴らしい

成績を残しました。


その後も活躍し、MVPにも選出、オースターゲームにも出場、

ワールドチャンピオンも経験。メジャーの選手なら誰もが羨むほどの

経歴です。


そんなジャッキー・ロビンソンという選手に敬意を払い、

4月15日には毎年メジャーの全選手がジャッキーの

背番号42をつけてプレーするそうです。


イチローといえば51でしょうってくらい、51しか

似合わないと言っても過言ではないイチローも、

この日は42番を背負って出場してました。


なんか違和感ありましたけど。笑


なんと驚くことに、メジャー30球団中ヤンキースを除く

29球団では、この42番が永久欠番なんだそうです。


なんかこういうの、アメリカっぽい気がするのは僕だけでしょうか?^^;


とってもステキなお話じゃないですかっ^^


間違わないにこしたことはないですけど、長い歴史の間

には過ちだってあるもんです。


歴史というのはその国その国によって捉え方が違うので、

いちがいにすべてそうだとは言い切れませんが、やっぱり

戦争だって過ちのうちのひとつだと僕は思います。


犯した過ちを無かったことにすることは出来ません。


でも悔い改めることは出来ます。


もちろん反省したからといって、ジャッキー・ロビンソンdayが

制定されたからといって、当時人種差別を受けた人々の

傷みが消えるわけではありません。


多少傷を和らげるくらいしか出来ないかもしれません。


それでも愛をもって、誠意をもって過去と対峙するしかないのです。


1947年4月15日のメジャー開幕戦、観客は26623人。


そのうち14000人が、ジャッキー・ロビンソンを

見ようとする黒人だったそうです。


彼が同じアフリカ系アメリカ人に与えた夢や希望というものは、

僕たちの想像出来る範囲ではないと思われます。



僕がまだ小学校の低学年の頃、いつも自転車の後ろに

僕を乗せて、小学校低学年ではとても勝手に行けない

橋の向こう側の公園に連れてってくれた近所に住む

お兄ちゃんがいました。


今思えば、ほんとにすぐそこの公園です。


でもその公園は、幼かった僕にはとてつもなく遠かった。


その公園にいつも連れてってくれたお兄ちゃんは、

本当に僕のことをかわいがってくれました。


今日のTONOログを書きながら、なぜだかふと、

そのお兄ちゃんのことを思い出しました。


日々の暮らしの中では、その存在すら忘れていたお兄ちゃんのことをね。


メジャーリーグのような大きな話ではないけれど、

ひょっとしたらこういうことかもしれないね。


プロ野球の選手じゃなくても、


プロサッカー選手じゃなくても、


オリンピックに出場するようなスポーツ選手じゃなくても、


ノーベル賞を獲るようなエライ人じゃなくても、


誰だって誰かのジャッキー・ロビンソンになれるんだよね。


すべては愛があればこそです。


僕の唄が、誰かにとってのジャッキー・ロビンソンになれたらいいな。



TONO