前回の続きです。
塾に行けなくなり、ついにT選(特訓選抜テスト)もさぼった息子。
そして塾を解約する決心をした私。
塾に行き解約の旨伝えると、急遽担当の先生と校長先生との面談となりました。
担当の先生「このままじゃ諦めきれません!!」 あ、あつい
校長先生「息子さんと話させてもらえませんか?」
とは言え、塾にも来れないので面談は無理だと思いますと言うと、校長先生とお電話でお話しすることになりました。
その夜、息子と校長先生、長いこと話しています。
電話をかわると「素直でいい息子さんじゃないですか。」と校長先生。(素直なんて誉め言葉初めてかもしれない…涙)
T選も別日に受けられるように取り計らってくださるとのことで、
「息子さん、受けさせてください!と言ってましたよ。」と。
「え?ほんとですか?」
どんな魔法をかけたのか不思議でしかたありませんでした。あんなに母が説得しても響かなかったのに??
そして後日苦手の一次関数を校長先生自らone day zoomレッスンをしてくださることになりました。
(なんと贅沢な…。ありがたいことです)
校長先生がおっしゃるには、数学の一次関数など息子の苦手だと言っていたものは中学受験には出てこないものだそうです。もちろん英語も。
今まで中学受験の貯金で難なくやってこれたけど、勉強しなかったのでついてこれなくなったのが塾に行けない原因ではないかというのが校長先生の見立てでした。
中2あるあるですよ、とおっしゃっていました。
「こういう子こそ、成功体験をさせてあげたいんです!それでこその早稲アカです!」
と校長先生が熱く語っていたのが印象的でした。
息子なりのSOSだったのかもしれませんね。
塾にはしばらくは直接登校せず、ズーム授業の顔見せなしでよい、宿題もやっていなくてもあてないのでとにかく参加して!!と融通をきかせてもらいました。
後日受けさせてもらったT選は、あと1問間違えてたらTクラス落ちでしたが得意の国語がかなり引っ張ってくれてのギリギリ合格。これには本人も親も驚きました。(ここで落ちていたらまた運命もかわっていたかもしれません。)
息子は「塾行かなかったけど受かったぜ!」と変な自信を取り戻しました。
「授業もほんとは受けに行った方がいいのはわかってる。」とだんだん行けるようになりました。
塾に行くと「来てくれてありがとう!嬉しかった!」と先生にノートに書いてもらっていて、私も嬉しかったです。
「お兄ちゃんは塾に行くだけで褒められる。当たり前なのに」と妹は不服そうでしたが…。
息子の人生、今思えばここが分岐点でした。ここで塾を辞めていたら早慶附属高校合格はあり得なかったと息子とも話しています。
信頼できる第3者に間に入ってもらうことの大切さを感じた一件でした。
早稲アカの校長先生、担当の先生には本当に感謝してもしても、しきれません。
次回、偏差値20台の英語を立て直した勉強方法を書いていきます!
(毎週土曜日更新予定です☆)