ご無沙汰しています。
アニマルコミュニケーターのトーコです。
6月にセッションさせていただいたK様宅のわんちゃん、蘭丸君(ウエスティ)のアニマルコミュニケーションのセッション。
内容等はK様に了承いただきましたので書かせていただきます。
蘭丸君は生後半年頃からアレルギー症状が出始め
特に皮膚の状態がひどく、身体を一日中掻きむしっている状態が9年間続きました。
飼い主のKさんは出来る限りの治療を試みましたがなかなか改善されませんでした。
蘭丸君は、起きている時は掻いてるか食べてるかのどちらかという生活。
お世話も数時間おきの為、Kさんと蘭丸君は24時間一緒に過ごしていたそうです。
蘭丸君が体を掻きむしってすぐに血だらけになってしまうので
Kさんはたくさんの可愛らしいロンパースや靴下を手作りして蘭丸君に着せていました。
Kさんご自身はおよそ9年の間、3時間続けて眠ったことがないとの事。
夜中に体を掻く蘭丸君をそのたびに起きて声をかけていたそうです。
心身ともに限界を超えていたことはすぐに察することが出来ました。
「蘭丸が少しでも楽になるように。何かヒントになれば」
とのご依頼をいただき、少しでも力になればと思いセッションさせていただいたのですが・・・。
写真を見る限りはとても重篤な状態。
でもお話を進めていくと、
「僕はママを起き上がらせるために来たんだ!」
「ママ、いつもお世話ありがとう。でもごめんねは言いたくない。ごめんねはママに良くない。ママが悲しむからね。」
「ママだけは僕の事かわいそうだと思わないで!」
「もっと笑って過ごしてほしい」
一切自分のつらさなどは伝わってこず・・。
とても不思議に思いました。
それからあるビジョンが浮かびました。
金色の龍が蘭丸君に巻き付いてました。
いやな感じではなく神様に守られているような印象です。
その他も色んなお話をしてくれましたが、最後まで自分のつらさは一切言わなかったんです。
Kさんのお話からは、想像できないくらいの苦しみだと感じるのに。
そして感じたことすべてをKさんにお伝えしました。
何度かやり取りをさせていただき、セッションは終わったのですが。
セッションから4日後。
蘭丸君の食欲がなくなり、調子が悪いと連絡をいただきました。
そしてセッションからちょうど10日後。
蘭丸君はお空に旅立ちました。
蘭丸君。本当に頑張って生きたのだと思います。
壮絶な痒みから解放されて、今はお空で元気に走り回っているね。
セッションの内容もすべてここでつながりました。
最後にKさんにどうしても感謝を伝えたかったのだろうと思いました。
そしてさらに10日後。
Kさんが倒れてしまいました。
快方に向かっているようですが現在も入院されています。
この時点で蘭丸君が生きていたとしたら、Kさんはおそらく入院もできなかったことになります。
逆にKさんが入院してしまったら、蘭丸君のお世話ができなくなります。
蘭丸君。すべてお見通しだったのかも。
ベストなタイミングでお空に還ったのかもしれません。
ママへの感謝も、ママの気持ちや体調をしっかり汲んだうえで伝えていたんだね。
Kさんは
「見返すとまるで遺言のよう。このご縁は蘭丸が死期を悟って繋いでくれたのでしょう。
人を巻き込みながらも自分の気持ちを私に伝え、私が困らないように病院で死を迎え、火葬の心配もしなくていいように
全部レールを敷いてくれました。わずか9年の命でしたが深くて長い絆でした。」
そうおっしゃって、今現在頑張って前を向いて歩き出そうとされています。
そしてもちろん、Kさんと蘭丸君はこれからも共に歩いていくんだという事。
時にペットたちは、人が思うよりもはるかに大きなメッセージをくれます。
それは地上にいてもお空にいても同じなんです。
本当に健気で純粋で美しいのです。
それを改めて心から感じることができました。
蘭丸君。Kさん。
このご縁に心から感謝します。
本当にありがとうございました。
感謝を込めて
最後までお読みいただきありがとうございます