ミュニシパリズム municipalism とは?
…地域主権主義のこと
「政治を変える」と聞くと、
なんだか遠い世界の話のように感じるかなぁ。
でも最近、東京の西側をはじめ、
地域から少しずつ
新しい市民政治の動きが生まれている。
そのキーワードが
「ミュニシパリズム(municipalism)」
「地域主権主義」と訳されるそうだ。
初めて聞く、難しそうな言葉、
でも
「暮らしている人たち自身が、
地域のことを自分たちで考え、
話し合い、
決めていこう」
という考え方だとか。
たとえば、
子どもの教育、医療、福祉、水道、公園、交通。
毎日の暮らしに欠かせないものを、
「利益優先」ではなく、
「みんなの共有財産」として
大切にしていこうとする姿勢だ。
2022年の杉並区長選挙では、
住民運動を背景にした 岸本聡子さんが
187票差で初当選した。
そう!
「誰かに任せる政治」から
「市民が参加する政治」へ
小さな変化だけれど、大きな注目。
この動きの中で、語られるのが
「コモン」という言葉。
一部の利益のためだけに使われるのではなく、
みんなで支え合い、
分かち合うべきもののこと。
経済学者の 宇沢弘文さんは、これを
「社会的共通資本」と呼び、次の三つを挙げた。
・自然資本――大気、川、海、森
・社会資本――道路、公共交通、上下水道など
・制度資本――教育、医療、司法、行政など
どれも、私たちが安心して生きていくために
欠かせないもの。
ミュニシパリズムは
「身近な地域から社会を少しずつ変えていこう」
という発想。
だからこそ、
地方選挙の一票を大切に考える。
投票に行かないことも、
一つの意思表示ではあるけれど
でも見方を変えれば、
「今のままでよい」という現状への信任と
受け取られることも。
もちろん、誰に投票するか、
あるいは投票しないかは、一人ひとりの自由。
ただ、もし社会や暮らしに
「少し気になること」があるなら、
その思いを届ける方法の一つとして、
選挙を考えてみてもいいのかもしれないでしょ。
遠い国の政治だけではなく、
自分の暮らすまちから。
ミュニシパリズムは、
そんな小さな希望を大切にする
考え方なのだと思う。
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参考: データのじかん (著者:下平博文)