様々な業界で勢力地図があり、それは固定される事なく変化していく。
それは徐々に移り変わる事もあれば、一気に塗り替えられる事もある。
例えば、小売業界を見ても40年前と30年前、20年前、今とでは大きく異なっている。
40年前1980年代半ばはどういう感じだったのか?
所謂バブル期だ。百貨店、日本型GMS、SM、市場、個人商店などが入り交じった構図だった。
そこからの20年、バブル崩壊、へいせいの時代には勢力図が大きく変わり始めた。
百貨店や日本型GMS企業の倒産だ。
新たに、ホームセンターやドラッグストア、ディスカウントストア、衣料専門店などのカテゴリーキラーが台頭。
そしてインターネットの普及によりeコマースが急成長し、当時表現されていたクリック&モルタルのモルタルのリアル店舗を主体とする企業群の淘汰が加速し始めた。
21世紀になったばかりの時には微々たるものだった通販事業が百貨店売上を抜くまでに至った。
そんなこんなで、勢力図は常に変化し続け、何らかのキッカケで大きく変わる事がある。
そのキッカケで大きなものはM&Aや業務提携が挙げられる。
今ネット販売では、Amazon、Yahoo!、楽天市場、ZOZOTOWN、ヨドバシ、
最近ではTemuとかいう中華の怪しいサイトが広告をバンバン出しまくっている。
今これらは業績が悪いとかそういう状態ではないが、楽天が曇天模様だ。
楽天市場自体は好調だが、通信事業の過大な設備投資の債務が重くのしかかってきている。
恐らくは今の楽天単独でグループ経営するというスタイルは終焉に近づいていると思う。
何らかの業務提携、資本参加、事業売却などが近々行われると思う。
現在コード決済ではPayPay、DOCOMO d払いが大きなシェアを占めており、他の決済手段は泡沫Payと言ってもいいくらい差を空けられている。
auPay、メルPay、楽天Payなど、スーパーなどでは1%にも満たないのではなかろうか?
首都圏ではSuicaなど交通系のFelica電子マネーの構成比が高まるようだ。
既に脱落したPayもある。
こぼまま行くと、先に表現した泡沫Payは淘汰されてなくなるだろう。
みずほとの資本提携が噂されているが、auとの提携というのもなきにしも非ずだと思う。
そんな競合どうしで提携あるかと思われると思うが、三木谷氏が通信キャリア事業を諦めたら有り得る話だと思う。
そうなると、auPayや楽天Payの通貨性が高まり、シェアの変化が起こるかもしれない。
先行きはどうなるかはわからない。
しかし、私のデスブログは結構当たる。
楽天グループは今の三木谷オーナー独裁体制は維持できないと思う。
事業売却、切り売りするか、民事再生で経営陣が替わるか、そういう予想だ。
セブン&iホールディングスも形を大きく変えるだろう。
買収話が出て断わっているようだが、お荷物も抱えている。
祖業のイトーヨーカ堂がジリ貧で浮上の目がない。
また、よせばよかったのに百貨店にまで手を伸ばしてしまった。
また、今は中核事業となっているセブンイレブンも順風満帆ではない。大手三社の中で営業利益が減益という決算となっている。
弁当上げ底やバナナジュースのカップ表面の絵の問題など、優良誤認を誘発するような商品開発、包装資材でネットで結構炎上している。
私もこの企業姿勢が非常に気に食わず、以前はセブンをよく利用していたが、そこにしかなく仕方ない場合以外はセブンは利用しないことにしている。
まあ、正直な商売していないと、客離れ起こすで
ということだ。
未来予想図は、結果大きく変わる事があるが、それらは前兆、予兆があるということだ。