何が恐怖かというと、スズメバチだ。
それもオオスズメバチ、世界最凶の毒量を持つ非常に危険な蜂だ。
キイロスズメバチなんてミツバチかよって思えるくらいオオスズメバチはデカい。
キイロが鷹の爪とすれば、オオスズメバチはかりんとうだ。
4〜5cmある。
普通の人ならば、それほどオオスズメバチに遭遇する機会もないと思うが、私の場合、2つの生活シーンでよく遭遇する。
一つは、ゴルフだ。
ゴルファーなら遭遇する条件は同じだろと思うかもしれないが、私が奴らの嫌いなフェロモンを出しているのかどうかわからないが、私だけ追跡される。
勘違いではなく事実だ。
それも最初からブウーンという重低音の羽音で近づいてくる。
草むらや藪のそばを通り過ぎて、広いフェアウェイのど真ん中にいても威嚇飛行が続く。
だから、秋は黒いウェアや帽子を着ないようにしている。
また急な動きもしないように注意している。
そんな中、スズメバチサラバという忌避スプレーを知り、非常にお世話になっている。これがなければ、11月はゴルフに行けない程、頼りにしている。
殺虫剤ではなく花の成分で作られたスズメバチの攻撃性をなくすものだ。
2つ目は、私の家の玄関の横にサザンカを植えているのだが、この時期になるとキレイな花が咲く。
そこにオオスズメバチが寄ってくるのだ。
お前ら蜜蜂とちゃうやろ!
単にいるだけならともかく、私が近づくと例の重低音の羽音で威嚇される。
対策としては、いくつかある。
飛来するのが朝から昼過ぎまでが多いので、その時間帯にそこに近づかない。けど、完全には無理だし、郵便受けや宅配ボックスも取りに行けない。
誘引液などでペットボトルの中に落とす罠、やってみたが全然効果なし。
捕虫網、電撃ラケット、バドミントンラケットは夏に購入し準備しておいた。
昨年買いに行ったが、どこにも売っていなかった。
ハチアブバズーカ系の殺虫剤数本は常備している。
キイロならバズーカ噴射で動きが鈍くなり死ぬのだが、オオスズメバチはちょっとやそっと噴射しても死なない。
大抵は巣がある山の方に飛んで行くのだが、出来れば殺虫成分を巣に持ち帰って巣の仲間を殺してほしいと願う。
しかし、これらは実際にサザンカに来てそいつを見つけてからの話だ。
忌避剤やトラップで効果的なものはないか探して見たところ、蜜蜂の巣箱を襲うキイロスズメバチ対策として粘着シートを設置して絡め取るという動画があり、これ使えるかなと思い、夏に購入していた。
一昨日からオオスズメバチの飛来が確認されたので、その粘着シートを窓のところに設置してみたが、全くだったので、今朝サザンカの枝に吊るしてみた。
すると10時頃、嫁はんからラインであんた絶対復讐されるわとメッセージがあったので、なんのことかと写真を見ると粘着シートにオオスズメバチが数匹ひっついているではありませんか。
効果抜群だ。
昼帰宅してシートを見ると1匹しかついていない。
逃げたのかと思ったが、下を見ると粘着材にまとわりつかれてもがいているオオスズメバチが数匹。
雨が降ったこともあり下に落ちたのだろうが、粘着材は取れる事なくもがけばもがく程、まとわりついている。
数時間で数匹ってどれだけ取れるんよって感じだ。
頼むから来んといてくれ!
うちに来たら死ぬで。