今までやった仕事やアルバイトできつかったもの | とんきちのブログ

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おやじの会社員の備忘録です。
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気の向くまま、思い立った時に書き留めます。

もう数十年前になるが、学生時代には色んなアルバイトをやった。

大学時代はメインで豆腐屋のバイトを週3回程やっていたのだが、今でも通用するような時給1000円であった。


当時の時給相場は500円前後であったから破格であった。

帰りに豆腐や豆乳をもらったりもしていた。


そんな好条件のアルバイトをしながら、何か高額な物が欲しいとか、金欠になったりした時に他のアルバイトをスポットでやっていた。


金欠になる原因は、パチンコだ。

その週の生活費をすってしまうという事が多々あった自堕落な学生であった。


求人誌で仕事を探すのだが、今すぐに金が欲しいわけで、現金払いを条件にするとあまりない。そりゃそうだ。


しかし、原付で行ける範囲で夜間から早朝にかけての仕事が目についた。

アサヒビールの工場内での仕事とのこと。

給与は10時間拘束の5000円ちょっと。時給にすると低いが、背に腹は替えられない。

そこで応募しようと電話を掛けると、先着順で夕方5時に集合場所に集まって下さいとのこと。

最初の2回程は電話を掛けた時点で、もう満員になりました。とのことで働く事ができなかった。

次は早めに場所に行き採用されたのだが、その日働く同僚が3名いた。

その3人は何度もこのアルバイトをやっているようで、慣れた感じで休憩室へと行っていた。

みんな寡黙であまり会話をすることもなく、仕事の説明を受けて業務開始だ。


仕事の内容は、店から返ってきたリターナブル瓶を、洗浄するコースのコンベアに並べるだけの至って簡単なもの。

重さも一本百グラム弱のものだから、体力もいらない。

別に超高速で流れているわけではなく、自分の動きのペースで載せていくだけ。


最初の2時間くらいは初めてやる種類の仕事で、割と時間が過ぎるのが早く感じられたのだが、60分休憩が終わってからの残り4時間位が地獄のような時間だった。


簡単な仕事で体力もいらないのだが、あまりに単純な作業を延々と繰り返していると頭がおかしくなりそうになる。今なら機械に置き換えられているのだろうが、自分が機械になったような感覚になってしまった。


これは本当にきつかった。

何度もこの仕事をやっている人は人間のスイッチを切るコツでもつかんでいたのかもしれない。だから、ほとんど何も話さず寡黙だったのかも。

仕事が終わって5000円ちょっとの現金が入った封筒を受け取り、疲れ果てて帰路についたのだが、以降この仕事に応募する事はなかった。


今日YouTubeのショートで私の仕事は箱を並べるだけというものがあって、コンベアで流れてくる箱の向きをひたすら揃えるだけの仕事、女は感情をなくしたような感じで、箱を揃えている。


あ!これ昔やったアルバイトやんけと思い出した次第だ。