藤田さいきが11年ぶりのツアー優勝を果たした。
特に思い入れのある選手ではなかったのだが、11年ぶりの優勝ということで思わずもらい泣きしてしまった。
最後のパーパットを決めれば優勝っていう場面、
特に大きな傾斜もないような1mちょいのパーパット。
こんな距離、練習であればプロなら99.9%の確率で沈められると思うが、これが優勝がかかったパットとなると全く違ってくる。
アマチュアでも最終ホールで初めての100切りとか80台、70台というような場面では同様の感覚が襲ってくる。
まさに襲ってくるのだ。
このパットを打つ時のプレッシャーは半端なかっただろう。
優勝インタビューでも言っていたが、外してプレーオフになることも考えたと。もし外していたらこの先プレーヤー人生に影響を及ぼすようなイップスになっていたかもしれない。
その気持ちがわかるからこそ、入ってよかったぁ~っと思ってしまったわけだ。
その陰で、シード落ちした選手とかどのレベルかなと確認してみると、ええ?そんなことになってなん?というようなランキング順位があった。
実績があるけどシード落ちした選手
安田裕香、有村智恵、河本結、私が好きなエロトピアに出てきそうな2人、柏原明日香、葭葉るみ(失礼w)、酒井美紀らが当落線上に近い51~100位のところにランクされていたが、意外だったのが、香妻琴乃や藤田ひかり、比嘉真美子、原江里菜ら結構名前の通った女子プロが100万円も稼げていない。
藤田に至っては賞金0円だ。
結構試合数は出ているが、全て予選落ちということ。
つまり、掛かった経費は自分持ちちという大赤字だ。
実際の収入の面ではスポンサー契約やステップアップでの賞金もあるだろうから全くの無収入ではないだろうが、数年前に数千万円稼いでいた人が短時間パートと同じ額しか稼げていないという厳しい現実を垣間見た気がした。
そいういう厳しい世界で、11年ぶりに優勝できたのは感無量だっただろう。
ニュースの文字だけで知ったなら、ふーんそうなんって感じだったと思うが、息詰まる優勝争いを見ながら、最終ホールの優勝を決めたパーパット、入った瞬間の膝から力が抜けていく様子、そして優勝インタビュー、そういうシーンを見たら気持ちがよくわかるだけにもらい泣きしてしまった。
そういう感動シーンを映し出したのは、私は関西住みなので読売テレビでの放映を見たのだが、日テレだ。
優勝争いの2人に限らず適度な上位選手の紹介やシード当落ライン付近の選手の紹介など番組のつくりとしても良かった。
これがテレ朝が制作した場合、最終ホールのグリーンに向かうところで地上波の放送は終了です。あとはBSをご覧くださいという殺意しかわかないようなことになっていたはずだ。
ウジテレビでは優勝争いの選手を差し置いて、その時話題の選手にフォーカスを当てがちだ。
日テレ系はゴルフをよくわかっている。
この日の感動シーンもそういう制作の背景があってのことだ。
日テレありがとう。
最後にテロ朝、もっとちゃんとやれよ。
放送免許取り上げるぞ!