米子松陰、甲子園予選出場辞退から一転、サヨナラ勝ちで一回戦突破 | とんきちのブログ

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学校関係者に1名感染者が出たということで、夏の甲子園予選の出場を辞退し不戦敗となった米子松陰だが、一転して不戦敗が取り消され境高校と戦い見事勝利を得た。

 

敗れた堺校にはエールを送りたい。

 

事の発端は学校関係者に陽性者が出たというだけで、部員は濃厚接触者にも当たらないのに、出場辞退に追い込まれたということ。

 

その学校関係者というのが、どういう人なのかは公表されていない。

先生なのか、職員なのか、生徒なのか

 

辞退後の主将とおぼしきツイートで何とか試合させてください的な心からの嘆願に世間の同情を呼び一気に流れは変わった。

 

意外に思ったのが、不戦敗取り消しの判断が非常に早かったこと。相手の境高校にも了承を得てのことなので、これは非常に良い判断だと思った。

 

しかしながら、当初の辞退という判断をした経緯には疑問が残る。

主将のツイートによると校長ら学校側は何とか出場できるよう手をつくしていたが、辞退という形になってしまったということ。

辞退って当事者本人側からの申し出という形式ではあるが、そうではない力学によって辞退と言わざるを得ない状況に追い込まれたというのが正しい表現だろう。

 

それが、1年半前の武漢の路上で人が倒れて死んでいく様を見ていた時の判断なら仕方ないが、今、遅れていると言われながらもワクチン接種が進み、死亡者や重症者は激減している。

 

もうそろそろ、たちの悪い風邪に近づきつつあるなか、濃厚接触者でもない学校関係者に陽性者が1人出たからと言って出場辞退に追い込むか?

鳥取の高野連さんの患部さんたちよ

この高野連の会長ってのが他校の上の人っていう記事もみたことがあるが、まさか米子松陰が出場辞退になったら自分とこが甲子園に行けるとか、そんなあさましい考えはないだろうな?

まあ、これについては事実かどうかも検証していない話しなのでどうかはわからんが、根底には責任逃れの気質が見えてくる。

 

もし、当初の出場辞退、不戦敗のまま、事が進んでいたとしたらどうなっていただろうか?

 

恐らく学校関係者という人はA級戦犯みたいな感じになって学校を辞めざるを得なくなり、近所からも村八分のような扱いを受けてしまった可能性が非常に高い。もしかしたら、その人を自殺に追い込むことになったかもしれない。

 

また部員たちも、もしかしたら不条理な大人の裁定に嫌気がさして、人生の道を踏み外すような人も出てしまったかもわからない。

 

まあ、言いたいのは高野連など学校スポーツを主催する団体は今の状況をよく判断して、損得勘定で責任逃れの判断をするのでなく、どうすることが一番正しいのかという善悪判断をきちんとしてほしいものだ。

 

まあ、結果的にはめでたしめでたしとなってよかった話しであった。