大きな行事が悪天候のため延期になった。
子どもたちは、今日のために、
今まで一生懸命練習をしてきた。
今年は、校舎立替のため運動場がなく、
練習ができそうな場所は、
新しくたった新校舎と体育館の間にある中庭に、
門の近くにあるスペースと、
築山や池、そして学習園付近のスペースしかない。
門から築山と池のすぐそばを通り、
学習園までまっすぐで50m。
やっとのことで段差のない50m確保。
これでは、十分な練習ができず、
地域のグランドまで移動して練習。
それでも、トラックがあるわけではなく、
リレーの子たちは、1回も400mを通して走れていない。
そんな悪条件の中、
子どもたちは、本当に一生懸命練習してきた。
記録を少しでものばそうとがんばった。
順位を気にしながらも、
「自己最高記録を出せばいいねん。」
と言い聞かせるように言いながら、がんばった。
つなひきも・・・
一人ひとりはやる気はいっぱいなのに、
気持ちがわくわくしすぎて、
冷静に力を合わせることがなかなかできない子どもたち。
それでも、練習すればするだけ息があってきた。
5年生も練習に付き合ってくれた。
その成果を今日発揮するんだ!!
やる気いっぱいだったのに、延期なんて・・・
朝から雨も降っておらず、しかも晴れてきそう。
続々と登校してくる子どもたちの表情は
なんとなくどんより。
「やりたかったな~。」
「気合いはいってたのに・・・。」
「晴れてるやん!なんで延期なん!!」
仕方ない。気持ちを切り替えてまたがんばろう。
今まで練習してきたことを無駄にしないように。
もう一度一番いい状態にまであげて、本番を迎えよう。
そう話し、今後の予定を伝えた後に書いた日記には、
子どもたちのくやしい気持ちと、
切り替えて前向きにがんばろうとする気持ちが詰まっていた。
また、明日から朝練。
子どもたちの気持ちを下げないように、
まずは私が気合いをいれてがんばらなきゃ。
子どもたちがすっきりした気分で行事を終えられるように
私のできることを精一杯しよう。