7年前、一緒に学年を組んだ先生と話した。
7年前、その先生は、新任の先生だった。
今は、2校目の学校で、学校の中心となってがんばっている。
学校の外でも、いろいろな役を引き受け、活躍している。
とても、まじめで真摯な人だった。
7年目にして頭角をあらわし、がんばっていることを聞き、
ものすごくうれしくなった。
いろいろな話をする中で、とってもうれしい言葉を聞くことができた。
「先生と組んだ一年目のことは後悔しかない。
子どもたちに対して申し訳ない思い。
もし自分が担任じゃなかったら、子どもたちはもっと成長できたんじゃないか。
自分は、子どもたちのおかげで成長できたけど・・。」
全く、私と同じ感覚だった。
私も、一年目の子どもたちのおかげで成長できた。
あの一年目の不甲斐無さ、子どもたちへの反省が、私の原点。
同じ想いを感じることができて、うれしかった。
そして、さらにこうも言ってくれた。
「○○先生に対しても同じ想いがある。
もし自分と組んでいなかったら、先生はもっと楽できたんじゃないか
と、申し訳なく思ってた。」
7年前、今の学校に転勤し、右も左もわからない状態の中
新任だったその先生とわけのわからないもの同士で5年担任としてスタート。
新任の先生と組んでいるにもかかわらず、自分のことで精一杯で、
まったく気遣ってあげることができなかった。
気遣うどころか、新任だとも意識せず、対等につき合わせてもらった。
一緒に悩み、一緒に苦しみ、一緒に楽しみ、一緒に乗り越えてきた。
それなのに、私だけ6年担任になり、一緒に持ち上がることができなかった。
私の方こそ、申し訳ない思いでいっぱい。
それなのに、私に対して、申し訳ないという想いをもってくれていること、
本当にありがたいと思った。
この言葉を聞き、嬉しい気持ちと申し訳ない気持ち。
でも、聞けてよかったと思った。
こんな素敵な先生と一緒に学年を組めたこと、
本当によかったと思う。
これからも、いい刺激をもらいながら、
私も負けずに進化し続けたいと改めて、思った。