『習慣を変えれば人生が変わる』

マーク・レクラウ

 

ディスカヴァー・トゥエンティワン

1,500円(税別)

 

 

【ひとことでまとめると】

 

小さなところから人生を変えていく。

 

それは、自分自身の変化にかかっている。

 

他人や環境は関係がない。

 

 

「こんなことまじめくさってやるなんて」

「意識高い系のすることだ」

 

そんなふうに弾かずに

 

まずひとつ、取り組んでみる。

 

自分のそういう小さな変化が、

 

必ず人生を良くしていく。

 

 

【読んでみて】

 

――――――――――――――

自分の人生に責任を

――――――――――――――

 

責任、というと重く聞こえるけれど、

 

要するに自分で自由にしていいということだ。

 

 

嫌なことがあった時に、

 

「あの人が悪い」

「こういう時代のせいだ」

 

そう思うことは不自由だ。

 

なぜなら、それらは自分で変えることができない要素だから。

 

 

自分の望む物事に目を向け、

 

「どうしたらうまくいくだろう」

「自分にできることはなんだろう」

 

と考えれば、何か行動を起こすことができる。

 

自分が行動を起こせば、現実がうまい方向に動き出す可能性が生まれてくる。

 

何でも、まずは自発的にスタートしてみることだ。

 

 

――――――――――――――

「幸運」にアンテナを立てる

――――――――――――――

 

脳みそには、自分が望む物事の情報をキャッチする機能がついている。

 

自分の脳みそを信頼していい。

 

何かを本気で望むとき、

 

それを手に入れるための情報が必ず入ってくる。

 

望めば望むほど、その方向へアンテナが立つ。

 

いかに強く望むか。

 

幸運」は、自分で導き出すことができる。

 

 

――――――――――――――

謙遜より感謝が効果的

――――――――――――――

 

何か褒められたときに

 

ありがとう

 

と応えられる人は意外と少ない。

 

しかし、褒め言葉に

 

「いいえ、とんでもないです」

 

と返すということは、

 

褒めてくれた相手の言葉をそのまま否定することである。

 

相手を想う意味でも、素直に「ありがとう」と受け取る。

 

言ってもらえたことは上手に自信にしていく。それでいい。

 

 

小さな変化は、そんなところから始まる。

 

 

【最後に】

 

小さな良い変化の積み重ねが人生そのものを良くしていく。

 

人生を良くしよう」というと

 

わたしは昔、「何だか怪しい」と身構えることがあったけれど、

 

よく考えてみれば人生をわざわざ悪くしようという人はいない。

 

こういう本を読んだ時は、

 

素直に実践してみることだ、と今は思う。

 

 

色々な本を読んでみると、同じようなことを述べていることが多い。

 

経験のある人の共通の意識がこの本にも記されている。