昨夜、娘と人生について話した。
生きる意味がわからないこと。
昔みたいに家族みんなで集まれなくなること。
大好きなおじいちゃんやおばあちゃんも、いつかはいなくなること。
娘は泣いていた。
私も泣いた。
でも、不思議と苦しいだけの時間ではなかった。
私は娘に伝えた。
「苦労じゃないよ。あなたたちがいてくれるから、お母さんもたくさんのことを経験できたし、成長できた。もちろん大変なこともあるけれど、それ以上に楽しいし、嬉しい。ありがとう。」
そう言ったら、娘はまた泣いていた。
夜、望遠鏡で月を見た。
月はとても明るく、美しかった。
なぜこんなに美しいのだろうと思った。
そして気づいた。
周りが暗いからだ。
昼間にも月はある。
でも太陽の光の中では、その存在は薄い。
暗い夜だからこそ、月の光は際立つ。
もしかしたら人生も同じなのかもしれない。
苦しいことはない方がいい。
悲しいこともない方がいい。
でも苦しみや悲しみの中でしか見えない光もある。
昨日がなかったら、娘とあんな話はできなかったかもしれない。
一緒に泣くこともなかったかもしれない。
月の美しさに気づくこともなかったかもしれない。
今朝、目が覚めた。
家族はまだ寝ている。
静かな朝。
ふと思った。
宇宙は本来、暗闇だ。
太陽があること。
空気があること。
水があること。
私たちは当たり前だと思っているけれど、本当は奇跡みたいなことなのかもしれない。
そしてもう一つ気づいた。
子どもの頃、母は毎朝ごはんを作ってくれた。
それが当たり前だった。
でも今は、自分が朝ごはんを作る側になった。
当たり前だと思っていた日常は、誰かの愛情でできていたのだ。
だから私も、子どもたちに朝ごはんを作りたい。
自分がもらって嬉しかったものを、渡したい。
愛はそうやって受け継がれていくのかもしれない。
月の光も。
朝ごはんも。
家族との何気ない時間も。
きっと当たり前じゃない。
だから今日も、ぼちぼち。
カフェ・オ・レを飲みながら、一日を始めようと思う。