大会前日、大事な時に限って、在庫していたロースの肉が売り切れるほどの忙しさ、予約していた大宮から金沢までの北陸新幹線に乗車が間に合う、夜8時まで、店を営業し、お料理を作り終えて、後のことを、妻と三女に頼み、心配していた、途中、電車の遅れもなく、金沢到着が、11時半過ぎでした。

 

こちらも予定通り、深夜0時初のツアーバスに乗り、30分後には、1時間ほど、休憩場所である、温泉施設(テルメ金沢)で、身体を休め、スタート会場へ、早朝5時スタートへと、かなりの強行軍だったけれど、バスを下車する時に、ナンバーカードの受付を代行していただけていて、受け取れたことも、極力、店に影響がない形で出場したい、僕も気持ちにマッチした、今大会の魅力でした。

 

昨日もお書きしましたが、コース上の魅力は、朝もやの中の世界文化遺産の白川郷を走れた以外にも、きつかったけれど、日本三名山の白山と日本ジオパークの白山手取川ジオパークの景色は、天気に恵まれ、いつまでも記憶に残り続けるほどの、本当に素晴らしいものでした。

 

 

日本三名山は、富士山・白山・立山だけれど、富士山は、5年前の富士山マラソン、白山は、今回、立山は、一昨年の富山マラソンや昨年の黒部名水マラソンなど、それそれの景色が甦り、心が沸き立つような心持ちに、それぞれのコース上での想いが交錯していました。

 

 

また、日本ジオパークについては、今大会では、白山手取川ジオパークの一部がコースになっているのだけれど、あらためて、ジオパークとは、地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所であること、また、大地(ジオ)の上に広がる、動植物や生態系(エコ)の中で、私たち人(ヒト)は生活し、文化や産業などを築き、歴史を育んでいることを、身を持って感じ、学ぶことが出来たことは、とても大きなことでした。

 

例えば、山や川をよく見て、その成り立ちと仕組みに気づくと、今まで何とも思わなかった景色が変わって見えてくること、またその景色が、何千万年、何億年という途方もない年月をかけてつくられてきたことを知れば、人の暮らしは地球活動なしには存在しえないことも分かったりします。

 

ジオパークでは、まずそのジオパークの見どころとなる場所を「ジオサイト」に指定して、多くの人が将来にわたって地域の魅力を知り、利用できるよう保護を行っているのだそうだけれど、

その上で、これらのジオサイトを教育やジオツアーなどの観光活動などに活かし、地域を元気にする活動や、そこに住む人たちに地域の素晴らしさを知ってもらう活動をされたりもしているそうです。

 

ちなみに、現在日本には、日本ジオパーク委員会が認定した「日本ジオパーク」が43地域(2016年9月現在)にあるそうですが、その1つである、白山手取川ジオパークの魅力を、走りながら、経験できたことは、今振り返っても、本当に幸せなことだったと、あらためて、感じています。

 

大会からは、今日で3日経つのだけれど、ひどい状態だった足先の腫れも引き、両脚の痛みもかなり緩和されてきたので、いつも思うのだけれど、自然治癒力に恵まれる、自分の身体の健康に、心から感謝したいと思います。