新聞に引きこもり新聞の編集長のインタビュー記事がのっていましたウインク

気になる記事なのでここにスクラップしておきます


引きこもり新聞 編集長 木村ナオヒロさん

全国に100万人以上いるといわれる、引きこもり当事者のために

昨年11年に創刊された8ページ建てで隔月の発行です



🔺識者インタビューは学びが多いが、本当の魅力は実は他にある?



 当事者の生の声を集めて載せています。既存のメディアの報道の仕方とは

違った、自分達の切り口でしか伝えられないことがあるんじゃないかと

思ってはじめました。

 当時車のほとんどは、自分を強く責めています。そして、どうしたら

いいのか分からないでいます。当事者を抱える家族も同じです。

 でも、決して絶望しないでほしいんです。

自分では言語化できていなかったけれども、他の当事者の声、

人生を懸けて紡ぎだした物語を聞くことで、「そうだ」と思い、

癒される。この苦しみはじぶんだけじゃなかったと感じ、少し

楽になれたりします。

 だから苦しかった体験は無駄えではない。苦しい状況は変えて

いけるし、その体験はきっと誰かを癒し、救っていけるんじゃないかと

僕は信じています。




🔺経験者や当事者で集まり、新聞を作る。その行動力に

 「それって引きこもりなの」と疑問を抱く人も多いと言う!?



 引きこもりというと、部屋から出てこないというイメージがあると

思うんですけど、全員がそうではありません。

全く部屋から出てこれない状態を「閉じこもり」といいますが、

その数は引きこもりの中の3%です。本当にひどい状況に追い込まれた、

その人たちは救わなければ行けません。

 一方で、引きこもりの51%は外に出ているという事実も知ってほしいんです。

分かりにくいですが、外に出ていても、実は社会参加していない、

社会的に孤立している状態の人も、そのままにできません。

段階や程度に差がありますし、抱える苦しみは多種多様ですので、

一人一人の声を拾っていく必要があると思います。

新聞を発行しようと思った動機のひとつは、一部のマスメディアの

報道の仕方に疑問を持ったからです。

 「引きこもり」=「怠け、甘え」とメディアが印象つけていることが

ありますが、僕自信、それは許せなかった。

 引きこもりの人を悪者に見立てて、無理矢理引きこもり当事者を

連れ出すような暴力的な支援団体の手法が、美談として取り上げられていた。

これはとても危険なことです。




🔺木村さん自身が引きこもりを経験しているがゆえに言えることがある


 今も病院に月1回通って、僕もまだ、引きこもりは治っていません。

僕自身は司法試験を目指していたんですけど、「努力しよう、努力

しよう」と頑張っていましたが、試験に失敗。でも、その事実を僕は、

周囲に隠していました。そのうちにプレッシャーで追い詰められてしまい

引きこもりになりました。


 親は、「早く働いてほしい」と言い、ささいなことで喧嘩になりました。

ずっと喧嘩していると、心身ともに消耗してしまう。このパターンは、

他の人も多いと思います。皆、どうにかしたいとは思っている。

そこに親との喧嘩が始まると、今度は、どうにかしようという気力すら

消耗してしまう。

 本当に苦しかった時は、体がのようになって動けなくなりました。

朝、晴天で「気持ちのよい朝」なんですが、目が覚めた瞬間に、自分は

絶望的な気持ちに襲われます。起きた瞬間にです。外は、チュンチュンと

スズメが鳴いて、いい日なんでしょうけど、朝光も入ってくるんですけど。

食事もとる気もしない。トイレだけ、床をはってなんとか行くという感じでした。



この状態からどうやって回復したのか、それは明日に続くやじるしやじるし