今の生活に不要なものは今後も使うことはない

だから整理整頓して、暮らしやすくする。

 

思い出がつまったもの、

節約して漸く、購入したもの、

様々な想いの深さがあるから

捨てられないものは多いのではないでしょうか?

 

自分にとって必要なものと

そうでないものを見分けて、

効率よく、きっぱり捨てられたらいいのに・・

難しいです。

 

時間をかけずに、不用品を

思い切って処分しやすくする方法を、

ブログに書いたり、本を出版、または

講演会や講義を開催する人々も

多いですね。

 

たぶん、私の祖父母の時代だったら、

物が余分にあるということもなく、

ささやかに生活していた人が殆どでは

なかったのかなと思います。

 

買わなければ、物は増えていかず、

あるもので代用したり、使えなくなるまで

使うのがいいのではないかと思います。

 

アメブロのなかで、物を買う、集める、食べること・・

を煽るようなブログを見かける・・と違和感を感じるのです。

整理整頓や捨てるもので悩むなら

買わなければいいのに・・と思うことも。

 

 

トレンド(流行)の衣服や靴、バッグを買う必要もないし、

皆がやっているからという理由で、特定のお稽古をしたり、

断捨離する必要もないですね。

 

自分のやりたくないことは、社会に迷惑をかけないのなら、

無理に合わせる必要は全く無いなあと思います。

 

小さい頃からそう思って生きてきました。

 

だから「断捨離」という言葉が周囲で

10年くらい前から聞かれていても・・

何も新しい出来事でも

ないと思っています。

 

引越しが多いと・・捨てないと移動できないですから。

思い出の品は殆ど紛失したり、廃棄してしまっています。

(倉庫に保管しているものもありますが学校関連の思い出の品々、

卒業証書や文集、写真などはどこかへ行ってしまいました)

 

 

毎日の生活で、確かに

片付けは大事です。

震災や火災になったとき、

逃げられないのは怖いし、

荷物が多いと引火しやすくなったり、

本棚や家具が倒れて

怪我をしますから。

 

けれども、断捨離自体が

幸せに直結するというのは

飛躍しすぎかなと思います。

 

(新興宗教的に聞こえてきて、

恐怖を感じます。そしてこれをやらないと社会人として

どうかと言う風潮も、洗脳みたいで気味が悪い)

 

ゆっくりで良いから自分のペースで、

自分に合った捨てる方法、片付ける手段を

探すしかないと思います。

 

そして、これだけは、

絶対に捨てたくないと思っている人は

無理に捨てる必要もないと私は思います。

 

 

数年前に観たHallmarkが

制作したテレビ映画が

A Gift of Miracles(2015)。

 

だいたいHallmarkが作る映画は

脚本がどれも似ていて

集中しなくても、見られるような簡単な内容です。

けれど、たまーーに、そこそこ良いものが

制作されるのです。


 

A Gift of Miraclesは1度、観たはずなのに、

内容をおぼろげにしか覚えておらず、

仕事で煮詰まったので、

気分転換に再び年末、観ました。

 

そして、断捨離について

新たに考えるきっかけになりました。

 

主人公役には

Witches of East Endにレギュラー出演していた

Rachel Boston(レイチェル・ボストン)。

 

彼女はメイクやライティングのせいなのか、

映画やドラマのシリーズでも、すごーく

疲れているように見える事が多い女優です。

 

それと現在70歳以上で洋画が好きな人なら、

誰でも知っているRita Moreno(リタ・モレノ)が

場面は少ないですが登場します。

Rita Morenoは映画版

West Side StoryでAnita(アニタ)役を

していた女優です。

 

 

 

 

 

主人公Darcy(ダーシー)が1歳のとき、

母親は飲酒運転の車にひかれて死亡しています。

 

だから彼女には母親Mrianne(マリアンヌ)

との思い出がありません。

屋根裏部屋にあった母の遺品の整理をしていると

母が書いたメモを発見します。

 

そのメモを見るとどうやら、いくつかの品物を

持ち主に返却しようと考えていたようなのです。

 

その品物リストにあった花瓶。

ただの平凡な花瓶です。

 

リストにあった

ある女性へ電話をかけます。

花屋さんを経営している女性で、

マリアンヌとは講義の初日隣同士で、

意気投合したのです。

そして、その花瓶にまつわるエピソードを

ダーシーは知ります。

 

ここで「花瓶」が、

サラにとっては特別な「花瓶」へと変わるのです。

 

 

 

ダーシーの父親は、妻を事故で

突然、失ったショックで

娘には若いころの母の話をしてくれません。

 

 

 

論理的に物事を考えるダーシーとは対照的な

運命を信じる男性Nathan(ネイサン)と出会います。

 

風貌は私の好みではないけど、Jess Mossカナダ人俳優で

Hallmarkの映画やB級スリラーからメジャーな映画まで脇役で

に出演しています。)

 

 

ダーシーはネイサンと

母が残した物を持ち主へ返していくたびに、

母親の新たな一面を知ります。

そして奇跡のような出来事が

連続して、起きていくことで

主人公が少しずつ変わっていきます。


 

自分には不要だと思う物であっても、

他の人から見たらそんな風に、

思わないかもしれない。

 

また逆もいえますよね。

他人にとっては不要品であっても、

自分にとっては

大事なものであることがあるわけです。

 

妻のマリアンヌが残したものを、

夫がもし、きちんと確認せず、

処分してしまっていたら、

品物やリストも償却されていたはず。

 

主人公は今回のような出会いを

体験することもなく

母の生前の思い出を知ることも

なかったかもしれません。

 

自分の生き方、哲学、家族構成、

住居の広さに合わせて、

断捨離をするほうがよさそうです。

 

それが、精神的にも健全で、

後悔しない方法かなと思います。

 

 

ところで、主人公のDarcyという名前は

男性だと思うかたもいらっしゃるかもしれません。

(Pride and Prejudice「高慢と偏見」のMr. Darcyは

苗字のDarcyであり、名前はFitzwilliamです。)

 

Darcyは、男の子につけるアイリッシュ系の

名前だったのですが、徐々に女の子にもつけるようになり、

1970年代以降、女の子につける両親が増えてきました。

 

つづりも、Darcy、Darcey, Darcieとバリエーションがあります。

英国やアメリカでは女の子につけたいと考える両親が

男の子につけたいと思う人たちの2倍近くいます。

 

しかし、南半球のオーストラリアでは

男の子向きだと考える人が多いらしいです。

 

名前の好みや傾向は

時代背景によって変わっていくのですね。