サクサク読んだこちら
定年後=終わった後、の生き方を考える物語。
私はまだ定年は迎えていないけど、6月に10年務めた会社を退職したので、
退職時の思いとかいくばくか理解できました
他にも色々と、夫側の気持ち、妻側の気持ちもわかりみ深くて
ハイライトめっちゃした
東北出身の主人公なので、頻出する石川啄木の歌がまたいい演出するんです。
「小学の主席を我と争ひし 友の営む 木賃宿かな」
主人公は、幼い頃は主席を争うほどの神童だったのに、今は貧しい歌人と安宿の亭主。
人生ってわからない、悲しいものだ、と解釈したのですが、のちに
「自分と主席を争った友は、故郷で安宿を営んでいる。
流離ながら歌など作っている自分に比べ、郷里に根付いて地道に生きている友に、
ふと劣等感を持った。そういう解釈もできる。」
と考える。
物語を読んでいくうちに、そうだね、そうだねと言いながら読んでました
先日両親が大阪に来てくれてから、将来の夢を探しています。
来月から復職するにあたり、何かしら目標を定めようと思ってます。
・・・まだ具体的に見えてこないけど
幾つになっても何かに対する情熱は必要
良いタイミングで読めた良き本でした
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