打ち合わせが早く終わり


現場からの帰り道に



小学生1年生くらいかなとおもわれる


可愛らしい女の子が2人歩いていました。



背中の幅よりはみ出した


大きなランドセルを背負って


たのしそうに会話しながら下校していました。



後ろを歩いていましたが、


1人の女の子が数歩歩くと立ち止まり



また、数歩歩くと立ち止まり


を繰り返していました。


何をしてるのだろうと不思議に思っていたのですが、


立ち止まりを繰り返していた彼女たちとの距離はたちまち縮まって


疑問が解けました。



立ち止まりを繰り返していた彼女は


ふくらはぎを掻くために立ち止まっていたのです。



よくよく見ると


彼女のふくらはぎはもとより


首筋や


腕にアトピー特有の赤い湿疹が見られました。


痒さというのはどうにも我慢できないものです。


私自身は、ケガの痛みにはまだ耐えれるが、


痒みだけは耐えられないですね。



まして、こんなにちっちゃな女の子だと、、、



この時期になると


特にアトピーを発症した人を目にします。


目にするたびに複雑な思いに駆られます。


住宅環境だけが原因とは言い切れませんが、


新建材を多用した住宅に原因がないとは言い切れません。



この現場周辺は


戸建住宅よりも


マンションが多く点在する地域なので


この彼女もマンション住まいなのかなと想像してしまいます。



住宅内の温度が上がり、湿度が高くなり、


化学物質の放散が多くなるこの季節に


冷房のため部屋を密閉する。


この空間に


抵抗力の弱い


前述の女の子がこのような部屋で過ごすのは


考えものです。



住宅建設に携わるものとして


立ち止まって身体を掻く少女たちを無くしてあげたいと思いますね。