人にはいろんな事情がある。
時には分かり合えないこともありますよね。
過去の自分と向き合うのが怖い。
私が「幸せ」になれるはずない。
存在価値がない。
そんなことばかり考えてしまう自分も情けない。
私は生きてきた16年間で、6回名前が変わっています。
詳しくはお話できないのですが、親の結婚や離婚、離縁、裁判などを得た上で変わっています。
今は裁判の結果から、高校生の時に家族とは絶縁して本名を名乗っています。
結婚もしたことないのに「名前が変わること」って他人にとっては大したことないのかな。
社会人になってからの出来事ですが、1年ほど前、高校の同級生2人と食事をした際に「この2人とは今後も付き合いがあるだろう」と思って、さらっと本名を伝えました。
高校生の時は本名ではなかったので…。
私が結婚したことないことも知っていますし、このことを重く受け止める必要もないと思ったので本当にさら~っと…。
そして先日、その2人と食事するとなった際に、急遽、別の同級生のAさんが参加することとなったのですが、私がいない間に同級生がAさんに私の名前が高校の時とは違うことを言ったみたいで…。
Aさんから
「高校の時とは名前違うんでしょ」
「なんて呼べばいいのかわからない」
って言われて状況に気づきました。
「本名は何か」とは言っていないらしいですが、その時は同級生たちに対してすごく怒りと悲しさがこみ上げてきました。
それに、私はAさんとは仲が良かったわけではなく、2年間同じクラスだっただけで何か会話をした記憶があるわけでもありません。
「今も○○(高校の時の名前)なんだけど」とは伝えましたが、まぁ信じてないでしょうね。
そこから時間を空けて更に追い打ち。
Aさんから
「高校の時、○○(私)は本当に忙しそうだった」
「1人で解決しようと頑張るタイプなんだろうなって思ってた」
「もっと周りを頼ればよかったのに」
「もっと高校生活を楽しめばよかったのに」
…とのこと。
あのねぇ……。
人には言えない事情を、1つや2つ、あってもいいでしょ?
その中途半端な優しさが、人を傷つけるんだよ。
何も知らないくせして何を言っているのさ。
それに私は、「頼る」って言葉をプライベートに関する部分では安易に使わない方がいいと思っているんです。
「頼る」というのは、その人の人生の一部を一緒に背負うものだと考えているからです。
高校生だった当時は、幼少期から受けていた親からの虐待から逃げ出し、
親に対して何度か裁判を起こし、
学校や家族、児童相談所、養護施設等の人間関係に病み、
自傷行為もやめられない、
幼少期から何度も死にたいと思った、
高校生活では2週間に一度は精神科に通院、
大人たちや世間の冷たさにも失望…。
そんなことを、未成年だった同級生に話したところで何も解決しないことが分かっていたから話さないんです。
それにクラスの同級生たちと仲良くして遊びに誘われても断るしか選択肢がないですし、この状況に気づかれるのも嫌なのでね。
「もっと周りを頼ればよかったのに」だって?
そう思うなら自分から声かけてみればよかったのでは?
声をかけられたところで、こんな事情を話すわけにもいかないけど……。
でも、結局は他人任せなんだなって思いました。
それに、当時は皆の知らないところで高校の先生方を頼っていたので大丈夫です。
児童相談所へ行ったのも先生方の後押しがあったからで、その後のメンタルケアもしていただきました。
あとは、こんな状態なのに高校生活を楽しめって?
いや私自身が言うならまだしも、他人にそんなこと言われたくない。
その日は言いたいことはたくさんあったけど、場の空気もあったので我慢して終了。
翌日、同級生に「私の名前のこと、Aさんに言ったの」とメッセージを送信。
相手は「言ったけど、言っちゃいけなかったやつ?」とのこと。
「言ってほしくなかった」と伝えたところ、謝罪がありましたが、もう会いたくないので連絡先を削除しました。
この件は人によって大したことないと思うかもしれないのですが、私にとっては大したことなんです。
人には言いたくないことを打ち明けたんだから。
一瞬でも、同級生らに気を許した自分がバカらしく思えてしまった。
私は同級生のその一面を受け入れられなかったし、価値観にもかなりのズレを感じたので距離を取ってよかったと思っています。
結婚もしていないのに名前が変わること。
私の経験談として、小学3年生の時には同じクラスに名前が途中で変わった子がいました。
でも「名前が変わったことについては話題に触れてはいけないこと」となぜか思い、理由は聞いたことがないです。
まぁ、当時の私でも、その人の親の婚姻関係が理由だとはお察ししますからね。
こうした考えがその同級生にはなかったんだと思います。
ある意味、プライバシーがない人なんだと思いました。
やっぱり、人間関係って難しいですね。