思い出の「ディスカス」 | ワイルド☆スターズ10-2ブログ

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アクアリウム業界で生きている男。お得意の生き物や植物を紹介しながら、毎週恒例の旅路も紹介!人生は生物とのワイルドライフ。

から30数年前の事、活気溢れる熱帯魚業界に突如としてヨーロッパから紹介された全身ベタ青の衝撃的だったディスカスの改良品種「ターコイズ系統」は、まさに改良ディスカスの火付け役として、瞬く間に熱帯魚の世界で注目され、各アクアリウム雑誌でも巻頭特集が組まれた時代が存在し、多くのショップが販売していた。








中でも「ターコイズディスカスの神様」として定評のあったジャックワットレー氏は、独自のターコイズ系統を作出しながら、第1系統、第2系統、第3系統というオリジナルの固定品種をブランド化して、日本にも特定の専門店にリリースしていた。





80年代当時、良く足を運んでいた千葉県船橋市に本店を構える「ヒロセペット・谷津店」は、ディスカスに最も力を入れていた専門店として伝説が多く残っており、このジャックワットレー氏の「ワットレーターコイズディスカス」を直に輸入して販売していたので、行く度に水槽の前でヨダレを垂らしながら、中学生には手の届かない価格の魅力的なアダルトペアを眺めていた。





その時代に飼育を楽しんでいたのは、ワイルドディスカスの「ブラウン」と「ヘッケル」で、のちにやっとの想いで購入した改良品種の「レッドロイヤルディスカス」のブリードを楽しんでいた時に、ワットレー氏の魅力的なターコイズに一目惚れしたあの頃の時代が、妙に懐かしく思える。






ディスカスに一体いくらのお金を使ったかは覚えていないけど、熱帯魚の王様と呼ばれた円盤魚の飼育繁殖を、心の底から楽しんでいた記憶は今でも鮮明に覚えている。