熱帯魚業界に数多くの目新しい特徴的な種類を紹介して来た若き熱帯魚探検家が、こだわりの専門店を千葉県にオープンしてから初めて足を運び、数年ぶりに会って昔話をしながら、その店内を覗かせてもらった。
国道16号線の八千代方面から成田街道を曲がり、京成本線の志津駅から少し横に入った先に、どこか懐かしさを感じる商店街のなかに、こだわりの南米産熱帯魚の専門店「スリッシャーズアクアリウム」が店舗を構える。
この専門店のオーナーであり、南米産熱帯魚に情熱を注ぐ入谷氏(※通称ムスス)とは、彼が熱帯魚の某輸入卸問屋時代からのお付き合いであり、活気ある90年代後期から南米大陸を方々訪れ、魅力溢れる個性的な熱帯魚たちを現地で数多く調査、捕獲しながら日本の熱帯魚業界へと紹介して来た業界内でも何かと話題になった人物。
汗ばむ店内には、ところ狭しと販売水槽が並んでおり、どこを見ても入谷氏が発見して来た特徴ある熱帯魚たちが状態良く販売されている。
専門店たる品揃えは、見ていて飽きないほどの珍らしい種類ばかりで、入谷氏の好みである種類を筆頭に、他では見る事の出来ない底物類、ドワーフシクリッドの仲間、小型カラシンまでがマニアックに紹介されている。
目をキラキラさせながら魚を見る
個性ある濾過システム
店内のテーブルスペースで飲み物を出してもらい、昔の南米熱帯魚の話題や、これからの目標などを話しながら、楽しい時間を過ごして来た。
2015年に入谷氏が南米アマゾンの某現地で発見捕獲した未だ話題になる「コリドラス・ゼブリーナcw111」は、海外のコリドラスファンからも絶大な注目度を誇り、このような魅力的な熱帯魚を紹介して来た功績を大きい。
彼の情熱が生み出した南米原産の熱帯魚たちは、他にも数え切れないほど存在しており、これからも南米大陸という広大なジャングルのフィールドで、誰も知らない未知の新種を探しに出掛ける野望に今後も期待したい。
成田のお寺でちょっくら一服
寒い時こそ甘酒が身に染みる
熱帯魚屋と外の気温差が激し過ぎる