こんにちは!よっしーです😀😀😀
…いつものようにその駅で乗り換えようと階段を下りた。
地下鉄がホームに入ってきて、
いつもの場所から車両に乗り込んだ。
その日は、平日。12月24日だったので、比較的すいていた。
すぐ目に入ったのは、大きな紙袋を持った、上下ともグレーのスウェットを着たごま塩頭の長髪の男性。
あっ、ヤバイ‼別の車両に移ろうか⁉
んッ⁉待てよ、若い女性が話しかけているぞ!
な、な、なんと‼その男性は世界的な大指揮者、小澤征爾さんではないか❣
なぜそんな方が、そんないで立ちで、朝の通勤電車にお一人で乗っておられるのか❓
それにしても、私も会話に加わりたい‼
しかし、熱心な女性は夢中で話をしていて、周りが見えていないようだ。
だんだんと私が降りる駅が近づいて来て、電車は停車した。
その女性は小澤さんとの会話をようやく止め、挨拶して下車し、去って行った。
私はとっさに小澤さんと握手し、「頑張ってください!」と挨拶し、急いで下車した…。
今、考えると、なんてもったいないことをしたのだろう‼
いつもの駅で降りずに、千載一遇のチャンスをもっと享受すればよかった‼
あと一駅か二駅、小澤さんとお話しをすればよかった…。
当時の会社の出勤時間は、フレキシブルだった。多少、遅れても問題はなかったのだ。
私はアデプトプログラムⓇ(自分を知り、人生の達人として自己実現を目指していき始めるプログラム)を受ける前だったし、完全に奴隷の考えだった。今から20年位前の話だ。
小澤さんは、アデプトプログラムⓇは受けたのだろうか?
多分、受けていないのではないか?それでも自己実現できる人はいるだろう。
小澤さんは、富も名声も手に入れた。
はた目には、自己実現を果たしたように見える。
でも、本当に心から満足した人生だったかは本人しか分からない。
先日、小澤さんは逝去された。
ご冥福をお祈り申し上げます🙏