投稿のタイトルは、タンドラム / タングドラムに関連して定期的に出てくるトピックです。

見かけると、

「またかネガティブ

と思ってため息が出るくらいです。


私は誰かが作った曲を弾くのも、即興で思いついた曲を弾くのも、どちらも良さがあってどっちが上とかではないと思います。

それにクラシック音楽の場合、誰かが作った曲を弾くのがほとんどですよね?

そこで自作や即興の方が優れているとか言う人はまずいないですし、ジャズでも定番の名曲とかあって、いろんな演奏家がカバーしています。


それがタンドラム / タングドラムになると、なぜか即興演奏やカバーでない演奏の方が優れていると主張する人が一定数います。

そう思うのは自由ですが、知っている曲を弾いてみたいという人に対して、それを否定するような意見をわざわざ言うのはどうかと思うのです。


「タンドラム / タングドラム買いました!

◯◯(曲名)を練習していますが、他にどんな曲がおすすめですか?」

という質問に対して、

「私は他人が作った曲を弾くことに興味ないね。」

「即興の方がいい」

とわざわざコメントする必要はありますか?

もしかしてクラシックの演奏家は軒並み否定されてます?


「もっと上手くなりたいのだけれど、どこかで習うことはできますか?」

という質問に対しても、

「習う必要はない。心のままに弾くのが一番。」

とか。

悩んでいるいる人に、「その悩みは無意味」と言っているのと同じですよね。

定期的に出てくる即興演奏信望者さんたちは、そうしないといけない呪いにでもかかってるんでしょうか?




・・・と、ここまではずっと思っていたことなんですが、旧Twitterで


「なぜ大人からギターを始めるとコピーをすっ飛ばしてアドリブをやりたがるのか?」


という投稿

https://x.com/hal_roots/status/1818777447946764793?s=46&t=keuO42NkiuK40nDe9xVB8A

 

とそこにあるコメントを読んで、なるほどなあと思ったのです。


確かにカバーを1曲弾き切るには練習が必要だし、練習を通して技術や表現力が一段上がった感じがすることがよくあります。

始める前にはできなかったことが、1曲仕上げる中で自分のものになって、他の曲を弾くのも楽になったりした経験ってありませんか?

ピアノでもそういうことがよくありましたし、そういう曲を選ぶのも教える側の力量ですよね。


タンドラム / タングドラムでも、カバーを練習する中で、自分の好きなコードを見つけたり、自分では考えなかった手の動きを練習することで即興で使える材料が増えるんじゃないでしょうか。

ちょっと乱暴な言い方ですが、弾けるものだけ好きなように弾いていても上達しないです。


思い込みで可能性を狭めてしまわないで、いろんなジャンルの曲を弾いてみると、即興演奏にもいい効果があると思うんですが、どうでしょう?