1996年の今日、スイスで結婚式を挙げました。

当日は猛暑で、とにかく暑さに閉口したのは覚えています。

式や披露宴の準備で私が特に力を入れたのは、当日の音楽でした。

例えば神父入場の曲は“O Mio Babbino Caro“にしたいとか、聖歌は何番がいいとか、披露宴で演奏するBGMはこれがいいとか、ここはほぼ100%私の希望で押し通しました。ニヤリ

当時、私も夫も村の教会の聖歌隊に所属していたのと、ピアニストとサクソフォニストの友人がいたり、夫の従兄弟がSchwyzerörgeliが上手だったり、義兄の友人が一家でスイス民謡のバンドを組んでいたりとかで、融通がききやすかったというのもありました。

Schwyzerörgeliというのは、こんな楽器です。





ところで、アニメ「アルプスの少女ハイジ」で、「ぼくらは陽気な村の山羊飼い」で始まる歌が時々出てきたのをご記憶の方はいらっしゃるでしょうか。



この話はもうこの投稿で書いていますが、この歌の元歌は結婚式でもよく使われます。

それもただ歌ったり演奏したりするだけでなく、振りがつきます。



動画ではわかりにくいですが、みんなで身体を前後左右に動かしているのが見えるでしょうか。

このメロディーはハイジのおかげで日本でもそれなりに知られているので、日本からのゲストのために披露宴ではぜひ演奏してほしいと友人バンドにお願いしていたんですが、当日はバンドのみなさんの頭からすっかり抜け落ちていたようで、演奏してもらえませんでした!爆笑
他にもハプニング満載の一日でしたが、もう28年も前なんですね。
28年で体型がすっかり丸くなったのに、性格が丸くなっていないのは何故なのか、自問自答しながら記念日ランチに行ってきます。