私が普段弾いているのはKosmoskyのNew Wave Symphony(購入した当初はこういう名前ではなかったですが、今は二台セットでシンフォニーという名前になっています。)とYW PulsarのCustomised Modelですが、どちらもそれぞれ長所(と短所)があって気に入っています。

YW Pulsarが最近新しいモデルを出したので、比較のためにまとめてみました。

 

 

♯1のHluruは入門モデルとしてよく使われていますが、昨今の円高で日本の人にとってはまた値上がりしていますね。

Hluruは販売元が多いので、探せばこれより安く買えるところもあると思います。

 

♯2のMoozicaの方が、Hluruよりも音が良いですが、その分は値段にも若干違いがありますし、日本では購入しづらいようなので、個人輸入となるとさらに輸送費等が上乗せされてしまうのがネックです。

ここにMoozicaなどの紹介をした投稿があるので、興味のある方はご覧ください。

 

♯3のKosmoskyは二台で全音階2オクターブ25音になりますが、その場合は単体の価格を1.5倍くらいした金額になります。

Kosmoskyの利点は大きさがコンパクトで扱いやすいこと、ピックアップマイクを内臓できること(ただしその分価格は上がります)です。

二台で内臓マイク付きですと、790ドル、121,820円になります。

問題は、サステインが非常に長くて扱いづらいことと、最低音のGが、ハンドパンのディングのように若干響きが異なることです。

 

♯4のYW Pulsarも二台で全音階で、こちらは2オクターブ以上31音あります。

こちらもその場合は単体の価格を1.3倍くらいした金額になります。

長所はその音数と、サステインが長すぎないことで、音色もいろんなジャンルに合います。

問題は、大きくて重いため、二台並べて弾く時、小柄な私には少々辛い時があり、また他のモデルにはそこまで必要でない体重移動などのスキルが必要になることと、打点が狭いため叩く場所が少しずれただけでも良い音が出ないことです。

いろんな点で正確さが要求されます。

 

その点を改良して欲しいという声があったのかどうかは定かではないですが、YW Pulsarが小型版を発表しました。

それが♯5のPulsar Miniもです。小さい分18音は入りませんが、♯3のKosmoskyの対抗モデルになり得るものだと思います。

動画でしか聞いたことはないですが、音はフルサイズのYW Pulsarほどは良くないように感じましたが、共鳴する部分の大きさが違えば音が変わるのは楽器の本質なのでしょうがないでしょう。

 

そしてつい先日、♯6のTonedrumが発表されました。

これは11音で音階も数種類に限定されていますが、内臓マイク込みの値段です。

YW Pulsarのオーナーはずっと内臓マイクを搭載する開発をしていたので、その方法が確立したということだと思います。

 

では、従来の♯4YW Pulsarにも内臓マイクを搭載できるのでしょうか?

そして♯5のPulsar Miniも二台で全音階かつ内臓マイク搭載モデルが可能なのでしょうか?

ここは非常に興味があるところで、YW Pulsarのオーナーに直接質問すれば教えてくれるでしょう。

聞いてみようと思いつつ、他のことで忙しくて後回しになってしまっていますが・・・

 

タンドラム / タングドラムで何をしたいかは人によりますし、何より音はそれぞれの好みの問題もあるので、特定のモデルでないといけないと言うつもりはありません。

瞑想用ではなく、いろんなジャンルの曲を弾いてみたいというのであれば、音数が多いほど、そして全音階である方がひきやすいということは言えます。

この2年ほどで、選べるモデルの種類も増え、Hluruを自分で加工して全音階モデルにするという必要もなくなりました。

もちろん、挑戦してみたい方はぜひやってみてください!

私は自分にそこまでの技術がないことが身に染みているので、怖くて挑戦できませんが。

 

私個人としては、Kosmoskyの大きさと重量で、YW Pulsarの音域と音色で、Moozica並みの扱いやすさで内臓マイク付きが最強だと思っています。爆笑