手首は悪化することなく治りました、良かったです。
専用スタンドを買ったのが良かったでしょうか。
元々不注意で手の腱を痛めてしまいピアノを諦めた上に、今はさらに厄介な線維筋痛症もあるので、余計に演奏する時の身体の使い方や力の入れ方、痛みとの向き合い方に関心が向いているようです。
多くの方が10まで無理できるところを、私は2ぐらいでやめておくようにしないと、大袈裟な表現ではなく本当に寝込む羽目になります。
タンドラム / タングドラムは身体にそこまで負担がかからない楽器ですが、どんな楽器でも身体に合っていない弾き方(間違った弾き方ではなく、敢えてこう表現したいと思います)をすると、痛みや不具合が生じたりします。
私はそもそも音大出身ではないですし、既に日本よりスイスでの暮らしの方が長いので、日本ではその辺りがどういう風に教えられているのかはよくわからないんですが、子供と自分がスイスで楽器を習った経験や、カーリングとフィギュアスケートを通して身体のケアには気をつけるようになったと思います。
特にハープの先生には、腱を痛めない奏法について貴重なアドヴァイスをたくさんいただきました。
・・・それでも油断してハンマーダルシマーで手首をピキッとかやっちゃってるんですが。
タンドラム / タングドラムをマレットで弾く場合、まずタンドラム / タングドラムの高さとマレットの持ち方が大切です。
あとは個人の癖もあるので、ここでまとめて書くのは難しいですが、体重移動と呼吸にも気をつけるといいと思います。
次に、マレットなしで手で弾く場合ですが、関節部分や骨で叩くのではなく、指の腹で触るように叩きます。
ハンドパンの奏法を参考にしていただくのが、わかりやすいのではないでしょうか。
問題は、ハンドパンは軽く触れても音が出るのに対し、タンドラム / タングドラムはもう少し力を入れないときれいに鳴らないという点です。
いろんなタンドラム / タングドラムを弾いてみましたが、一番楽に(ハンドパンに近い)感じで音が出せたのはRav Vastでした。
逆に一番音が出しにくいのがKosmoskyです。
中国製のものはその間くらいという印象です。
しかし力や骨に頼ると痛みを生じさせる可能性がありますし、場合によっては指を痛めることもあります。
私の場合は、そこに線維筋痛症もあるので、余計にうまく脱力して鳴らさないと、その後の数日手がうまく使えなくなります。
マレットなしで弾いている動画はほとんど上げていないんですが、これは指に自作フィンガーピックをつけてKosmoskyを弾いています。
中国製タンドラム / タングドラムを購入した時についてくるものにフェルトをつけて改良したものです。
自作フィンガーピックは今もいろいろと試しているところで、目標としている出来の80%くらいまできました。
うまくいけば、初夏くらいにはお披露目できるかもしれません。
痛みを我慢せず、身体にやさしい奏法をお勧めします。
私のように、やっちゃってから後悔しても治らないこともあるので。