Wiener Musikvereinで開かれるウィーンフィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサート(Das Neujahrskonzert der Wiener Philharmoniker)には行けないので、地元KKL(ルツェルン・カルチャー・コングレスセンター)のNeujahrskonzert – Le Grand Tour d’Europeに行ってきました。
ウィーンのは1月1日の昼公演ですが、KKLは1月1日の夜と1月2日の昼だったので、2日の昼公演にしました。
体調がまた悪化したので行くかどうか1月1日まで迷っていたのと、ほぼ完売状態だったのもあって席は選べませんでしたが、チケットが確保できて良かったです。
指揮はアヌ・タリ(Anu Tali)、オケはルツェルン交響楽団(Luzerner Sinfonieorchester)、そしてハープはグザヴィエ・ド・メーストル(Xavier de Maistre)ですよ!
・・・って、ここで過去のおすすめ記事へのリンクを貼ろうとして気がつきました。
私、彼についての投稿をしていませんでした!
ハープはCatrin Finchしかご紹介していなかったのですね。
Xavier de Maistreはフランスのハーピストですが、これまでなかなかコンサートに行く機会がありませんでした。
当初はBetrand de Billy指揮だったのがAni Tali指揮に変更になり、曲目も5曲中2曲変更になりました。
プログラムの刷り直しはできなかったようで、指揮者と曲目が変更になったという紙が挟み込まれていました。
Franz von Suppé (1819 ‒ 1895)
Ouvertüre zur Operette «Leichte Kavallerie»
軽騎兵序曲
Joaquín Rodrigo (1901 ‒ 1999)
Concierto de Aranjuez für Harfe und Orchester
アランフエス協奏曲
Antonin Dvořák (1841 ‒ 1904)
«Das goldene Spinnrad» Op. 109
金の紡ぎ車
Johann Strauss Jr. (1825 – 1899)
«Kaiser-Walzer» Op. 437
皇帝円舞曲
Maurice Ravel (1875 ‒ 1937)
«La Valse», Poème choréographique
管弦楽のための舞踏詩 ラ・ヴァルス
という演目で、5曲中5曲が私の好きな曲でしたし、Xavier de MaistreさんのSNSで聞いたアランフエスのリハもとっても良い感じで。
これはきっと非常に素晴らしいコンサートだろうと楽しみにしていたのです。
・・・楽しみにし過ぎていたのかも。
一曲目の軽騎兵序曲は指揮者が変わっても持ち越しになったんですが、ちょっと揃ってない感じがしました。
まとめきれていないと言うか。
二曲目のアランフエスも変更されなかった曲で、ここでXavier de Maistreさん登場です。
ハープはそれほど音量がある楽器ではないので、マイクを使っていたと思いますが、その音がなんか・・・ 私の耳がまだ戻っていなかったせいだと思いたいです。
休憩に入る前にアンコールみたいになって、ハープソロを聴けました。
この曲の方が音はずっと良かったです。
アランフエスそのものも、一曲目よりは良かったですが、ちょっととっ散らかってました。
これはプログラムの写真です。
ポスターも同じデザインでした。
これで、演奏が五曲中一曲だけだと想像できます?
休憩前のアランフエスと、それに続くアンコールっぽい小曲で、Xavier de Maistreさん終わりだったのですよ!
最後にもう一度出てきてくれるかもと期待していたんですが、それもなし。
最初のプログラムから変更した曲は、持ち越した曲よりも完成度が高いと感じたので、その辺りが曲目変更の理由だったのかも。
もしかしたら過去にAnu Taliさんが客演で振ったことがあったのかもしれないですね。
という訳で、ちょっと残念なコンサートでした。
余談その1
ハープと椅子を載せている台がギリギリで、ちょっとハラハラしました。
余談その2
シュトラウスを聴いていたら、二十数年前に一番大きい人と結婚披露宴で踊ったワルツを思い出しました。
私の人生で、あそこまで踊れなかったワルツもないというくらい悲惨な出来だったのでw
それまで一度もワルツを踊ったことがなかった一番大きい人のためにクラッシュコースにも行ったんですが、付け焼き刃にもなってませんでした。
ウェディングドレスのパニエと長いトレーンに完全に負けました、完敗でした。