~宿命の兄妹(後編)~
小袖ちゃんは次郎吉の実の妹ではなかった
次郎吉の両親は小袖ちゃんを役者から預かったのだった
役者は大名の側室と駆け落ちをして、小袖ちゃんが生まれたのだという
役者が舞台の初日を迎える前の晩、一座と次郎吉家族が集まったところに松林家の侍が…
なぜか小袖ちゃんを探していた
役者は斬られ、口を割らなかった次郎吉の両親も殺されてしまった
次郎吉はずっと小袖ちゃんを守ってきたのだった
たまもとくんは次郎吉の少年時代でしたか

うーん…はっきりしてるのか分からないのですが、小袖ちゃんは役者の娘ではなく、落胤だったために狙われたんではないかって話ですよね
その存在を消すために……
結果を言ってしまうと岡っ引きに手柄を立てさせ松林家を破滅に追いやったって感じでしょうか(・_・?)まぁ無事解決です

鼠が捕まることもなく、平和な(?)日々が戻っていました
さて広之進様はというと
広之進「何か、あったんですか?」
小袖「えっ?」
広之進「今日は強さの中に心の乱れを感じました。そのような小袖殿もまたよいではありませんか。強いだけでは、人らしくありません」
小袖「広之進様は侍らしくありませんね」
広之進「面目ない……」
小袖「褒めているのですよ。その心に触れると私は安らぎます」
小袖「もし、広之進様の家にご落胤がいたらどうしますか?」
広之進「えっ?」
小袖「その家の血を引く者がどこかで生きていたとしたら…しかもその子を産んだ女がその家を裏切った者だとしたら、どうしますか」
小袖「始末しなければいけないと思いますか」
広之進「私には分かりかねますが…今度は何を調べているんですか?」
小袖「何も調べていません。調べても仕方のないことです」
広之進「小袖殿は武家がお嫌いですか?」
小袖「えっ?」
広之進「前から、そんな気がしておりました。それなら、私は侍を捨てても構わないと思っているんです」
小袖「なぜ…?」
広之進「なぜって…え…」
Oh…広之進様、最後まで不憫
でも侍を捨ててまでって相当な覚悟ですよね

これでふたりの話が終わって事件解決したので、これで終わりー

ラスト
みんなとそばを食べていた(笑)
「好きな人と同じだね。待ってる人には来ない」
鼠が自分のところには来ないという話から↑
広之進「全くです…はぁ…」
兄妹来店に
広之進「来た!!」
小袖「あら、広之進様」
岡っ引き「俺はなぁ、今度こそはと、鼠が動くのを待ってるんでぇ!」
そば屋の女将「こりゃ、一生待ってもダメだわね」
次郎吉「そりゃ親分、残念でしたね」
小袖「残念でしたね」
みんなが残念だ残念だという中、広之進様も
広之進「残念でしたね」
岡っ引き「俺は待ってるんだぁ」
話は終わりですが、広之進様の恋はまだまだ続くようですね
頑張れ、広之進様

待たずにどんどんアタックするのだー
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