オクラランバは、南アフリカ 共和国の山岳地帯に広がる地域で、絶壁と深い谷が織り成す景勝地です。この山間の洞くつには、アフリカ最古の狩猟民サン族が描いた岩絵が3万5,000点以上残されています。
岩絵は4千年以上前から19世紀まで描き続けられてきました。人間と動物が一体となった姿をしていますが、これは、動物が自分たちに力をもたらしてくれるというサン族の信仰を表しています。例えば1つの絵には、狩りでしとめられ、死にかけているシカのしっぽを人間がつかんでいるのが描かれています。しっぽをつかむことで、動物の魂を自分の体に取り込もうとしていると考えられています。一時絶滅したとされたサン族ですが、最近の調査で600人ほどの存在が確認されている。