ヴェズレーの聖堂 | マーシャ・クラッカワのここだけのブログ

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ブルゴーニュ地方にあるヴェズレーの丘には、古い家並みに取り囲まれるようにサント・マドレーヌ聖堂が建っています。マグダラのマリアを祀ったこの聖堂は、中世以来多くの巡礼者が訪れる聖地として、また、スペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼道の起点として栄えてきました。
マグダラのマリアはイエスの死と復活を見届けた女性で、その後エルサレムを追われたことから、エルサレム奪回を目指した十字軍の騎士たちの心のよりどころとなりました。1146年、復活祭の日にサント・マドレーヌ聖堂に集まった数万の騎士たちは、「神はそれを望みたまう」と口々に叫び、エルサレムへ向けて旅立ちました。サント・マドレーヌ聖堂は、バチカンやスペインの聖地への巡礼の出発点ともなったことから、中世には巡礼者が殺到しました。ヴェズレーの町では巡礼者に宿を提供するために、民家の地下に何層もの地下室を掘りました。そうした地下室はいま、ワイン倉庫などとして使われています。現在でも若者を中心とした多くの巡礼者たちが、サンティアゴ・デ・コンポステラへ向けて、ヴェズレーを旅立って行きます。