ロンドンの郊外、テ ムズ河のほとりにある王立植物園で、120ヘクタールの広い敷地に6つの大きな温室があります。18世紀にジョージ3世によって拡張され、イギリスの植民地拡大とともに、世界各地の珍しい植物が集められました。約3万種の植物が育てられ、学術研究に生かされています。
さらに、ヨーロッパ列強が植民地獲得競争を繰り広げる中で、各国が国益と国の威信をかけて植物収集を行いました。ベルギーのラーケン温室や、パリ植物園なども、その一つです。植物の種が急速に失われている現在、キュー王立植物園は種の保存という役割も担っていました。