パナソニック、ファイザーのワクチンも保冷できる保冷ボックス開発 | ボルタのブログ

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本文は、1月21日の日経新聞の要旨及びそれに関するコメントです

要旨

 パナソニックは21日、武漢肺炎(新型コロナウイルス、sars-cov-2)ワクチン輸送や保管に使える保冷ボックスを開発したと発表した(Fig.1)。電源を使わず、ドライアイスなどの保冷剤で零下70度の環境を最長18日間維持できる。低温管理が必要な米製薬大手ファイザーやモデルナのワクチンにも対応が可能。3月までに製薬会社や流通業者に試験提供し、今春中の販売を目指す。

Fig.1 パナソニックのワクチン用保冷ボックス

 

 冷蔵庫の省エネ性能を高める真空断熱技術を応用し、断熱材の継ぎ目をなくすことで冷気漏れを防ぐ構造を実現した。保冷剤の量などを変えて、さまざまな温度に設定できる。

 

コメント

・まず、現在、出回っている又は出回る予定の主要なワクチンは以下の通り(Fig.2)

Fig.2 出回っている又は出回る予定の主要なワクチンの性質や値段の一覧

 

・政府は超低温冷凍庫を各自治体に配備する計画を進めている。各地の接種会場への輸送や保管にはドライアイスを用いた保冷ボックスが必要で、パナソニックは相当程度の需要があると見込んでいる。

・既にワクチン接種が始まっている海外では、ドイツや米国の保冷用機が使われている。

・この保冷ボックスは、各種ワクチンに利用できるため、今後の政府のワクチン接種計画に大きく貢献すると考えられる。