イターニュース総合

2013/10/04 03:47
米大統領判断による債務上限引き上げ、憲法上許されない=ホワイトハウス

[ワシントン 3日 イター] - ホワイトハウスのカーニー報道官は3日、オバマ大統領が独自の判断で債務上限を引き上げることは憲法上許されていないとの見解を明らかにした。 同報道官は「オバマ政権は大統領が憲法修正第14条に基づいて債務上限を無視することが可能とは考えていない」と言明した。 その上で「仮に大統領が債務上限を無視できるとしても、一方的な行動には異論が多い。従って議会が債務上限を引き上げることに対する信頼できる代替手段にはならない」と述べた。

米下院議長はデフォルト起きないとの立場常に表明、削減と改革も必要と主張=報道官

[ワシントン 3日 イター] - ベイナー米下院議長の報道官は3日、議長は米国債がデフォルト(債務不履行)に陥ることはないとの立場を常に示してきたと述べた。ただ、付帯条件なしで債務上限引き上げ法案を下院で可決するには票が足りないとも述べてきたとした。 これより先、米紙ニューヨーク・タイムズは、ベイナー議長がデフォルト阻止に向け民主党の協力も得て上限引き上げ法案を通過させる用意があることを共和党議員に伝えたと報道。 ベイナー議長の報道官は、この報道について確認を求めるロイターの質問に答えた。


債務上限取り巻くリスクは甚大=サンフランシスコ地区連銀総裁

[サンディエゴ 3日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は3日、議会が連邦債務上限引き上げ協議の難航で米国債をデフォルト(債務不履行)のリスクにさらしていることによって、経済に大きな打撃を及ぼしかねない「極めて恐ろしい」状況が生じているとの認識を示した。 総裁は「債務上限を取り巻くリスクは甚大だ」と述べた。 また「米国債市場や同市場に対する世界の信頼を実際に危険にさらすのは非常に恐ろしいことだ」とし、そうした事態に至らないことを真に願うと語った。