中国海軍は頻繁に太平洋に出入り、“列島線”構想はもはや存在せず―中国
肝心は有事に列島線を支那海軍が越えられないという点だ
配信日時:2013年10月2日 7時58分

2013年9月30日、環球網は記事「中国海軍は頻繁に太平洋に出入り、“列島線”構想はもはや存在せず」を掲載した。 カナダの軍事専門誌、漢和ディフェンスレビュー2013年第9号は中国海軍の現状を分析している。中国海軍が海外基地を設立するとの噂は以前から流れているが、現時点では具体的な動きはない。軍事基地というからには基地内の行政管轄権を持ち、食糧や水だけではなく武器弾薬の補給能力があることが必須となる。現時点では中国が海外軍事基地を保有することはきわめて困難だ。 その一方で中国海軍の艦隊はアデン湾での護衛任務をはじめ、頻繁に遠洋航海を繰り返している。イエメンやアラブ首長国連邦で補給を受けたことも一度や二度ではない。中国海軍はすでに遠洋航海能力を獲得しており、海軍がエネルギー安全保障を担う時代がすでに到来したと評している。 また中国海軍は近年、頻繁に津軽海峡、宮古海峡を通過している。第二次世界大戦後、米国が構想した共産主義国封じ込めの海上防衛ラインとして“列島線”がある。第一列島線は日本列島、沖縄、台湾、フィリピン、ボルネオをつなぐものだが、中国艦隊は軽々と列島線を飛び越えており、もはや“列島線”という概念は存在し得ないと論じた。(翻訳・編集/KT)