10月22日は中野お笑いライブ「スピン」

10月23日は吉本NSC17期生「RUSH」を見てきました。



どちらもネタ時間 2分から3分のライブで20から30組くらいのネタを見てきたのですが

ぱっと見なんと相対する立ち位置であろうか


まずはお笑いライブ「スピン」

いわゆる インディーズお笑い芸人のメッカ「中野」の芸人たちのライブ

初舞台の人から
大ベテランまで
養成所に通っていたひと 高校からお笑いをやっているひと 演劇から転身した人

まさにアラカルト

しかしなんとまあ
「重い」会場!

例えるならば
「重力20倍の修行場」

爆笑はおろか コンスタントに笑いをとってるコンビすらほとんどいない

では芸人さんが
「面白くないのか」
「だらしないのか」
そんなことはまったくない!
声も出ているし ネタも練られている(もちろんすべてのコンビではないが)

お笑いとは そういうもの 場所 空気 温度客層、環境、そのわずかな違いすら 笑い量を左右する

この会場はまさに
「圧倒的修行場」


たいがいの人間にとって人生の
「好調期」「追い風」「イケイケムード」のときに 精神力はさほど必要ない

必要なのはその「イケイケムード」に「便乗していけるとこまで行く体力」であり 精神力ではない

精神力が試されるのは得てして
「逆境」「向かい風」のとき

ピンチのときに
「狼狽」したり「暴走」したり そんなことが 結果を 左右することがある


そんな
「ぴんち」を「攻略」して「乗り越え強くなる」

そのための「逆境」は過酷な場所であると同時に恰好の「修行場」
知り合いも
ひいきもなく
客さんの半分以上が出演芸人さんでも

俺はあえてうらやましくすら 思ったこの舞台

ここは「弱点」を教えてくれる

そして ここで爆笑をとれるころには


他の会場では
「2倍、3倍」が可能になる 気がする

中野で鍛えている芸人さんにとって
当然
中野は 目的地ではない

だから早く抜け出して次のステップにいきたい人もいるかもしれない


だが

俺自身 中野のライブを見てるとたまに
「モンスター級の面白さを持つ」をゴロゴロ見かけるときがある



人生一度しかないから「焦り」はあるかもしれないが

言い換えれば
「光の射す場所」は気持ちいいかもしれないが


パワーアップを目論むならば この 「中野」という街は まさに


「ナイスな修行場だ」という そんな感覚をいただけた

そんな日でした