それをしなくてよい生活
朝の慌ただしさが無い

または
食事の支度をする
誰かを送り出す

誰かの洗濯をする

それらのことは無い
自分のことだけする
したくなければ
しないで済む

目覚めたとき
トイレに行きたければ
まずトイレを済ませて
それから血圧を測る

それから
朝の食事
野菜や果物を切って盛るだけ
あと一回分パンがある

それを食べたら
パンをやめようと思ったけれど

近所のパン屋さんの
あのパンが食べたい
欲望との闘い

白い小麦粉パンは食べなくなったけれど

今日は荷物が届く
しばらくは
荷物の中で暮らすことになる
半分は廃棄のはずだけど

実家のも含めて
荷物の整理
何回しただろう

兄は気付いてるか分からないけれど
熊本には私の荷物は僅かしかない
母のが少し・・・布団と布団綿
息子のが少し・・・いずれ引き取るから置いておいてと言われてる
絵の師匠の遺品となった油絵数枚

あとは兄が
福岡の自宅を売り
小さなマンション引越したときに出た
兄と甥の荷物が主

実家を貸したのは
良かったと思う
荷物の整理が出来た

今置いてある実家の箪笥は兄のもの
私の箪笥は全部処分
骨董品屋さんに引き取ってもらったり
友達のお母さんにあげたり
冷蔵庫も譲った
洗濯機も譲った
床の間の諸々も兄の持込収集品

こうやって
私の痕跡を消していく
気づかれないように
消していく

今暮らしている団地の中の荷物も
徐々に見直していく
大切な物
必要な物だけにしていく

母と祖母の残した写真
兄は
それらに執着は無いようで
私の感情で判断して処分していく
ほとんど処分することになる

兄は
使わないゴルフのバッグが3つある
中身も入ってる
そういう物には強い執着があるようで


仕事に行く代わりに
そういうことを
やっていくのだろう

変化を好むので
それでよし

このままでなく
変化していく

次の私になる