昨日、今年最後になるであろうポタリングに行ってきました。
行先は大阪府の中央部東寄りに位置していて、府内に三か所ある空港のひとつであり、唯一陸上自衛隊の駐屯地が併設されている「八尾空港」のある八尾市（やおし）です。
その八尾市のJR久宝寺駅から北へ500ｍ程の地域にある『久宝寺寺内町』まで走ってきました。
大阪府で『寺内町』と言えば、今は休部中ですが高校野球ファンならご存知のPL学園のある富田林市が有名ですが、さすがに今の私の足ではそこまで走るのは厳しいし、富田林市の寺内町はバイクで何度か訪れているので、今回は近場でまだ行ったことの無かった八尾市の『寺内町』に行くことに。
道中の公園で黄色に色付いた銀杏の前で一枚。
第二京阪道の側道（国道1号線）～中央環状線を走って八尾市に向かいます。
幹線である府道2号線（中央環状線）＋近畿自動車道と国道308号線＋阪神高速13号東大阪線が三層で交差する荒元交差点（東大阪ジャンクション）を通過し、南へ。
中央環状線の南行車線側では門真市（かどまし）と東大阪市の瓜生堂（うりゅうどう）間にて2029年の開業を目指して、大阪モノレールの延伸工事が施工されています。
現在、大阪モノレールは大阪空港～門真市間と万博記念公園～彩都西間が運行されていますが、地元に近い門真市から瓜生堂まで開業したら乗ってみたいですよ。
中央環状線沿いを南下し、久宝寺緑地の東側からは府道を外れて八尾市久宝寺地内へ。
まずは八尾市まちなみセンターで寺内町のMapを頂き、それを元に散策開始です。
寺内町の略図と案内Mapです。
（上図はネットからDLしたもので、センターで頂いたMapとは異なります）
まず訪れたのは許麻（こま）神社です。
1100年以前より存在していた神社らしく、この地は古くは高麗からの渡来民族が多く住み、祖霊として祭祀したのが社名の由来とか。
まちなみセンターの方の説明で、今日は氏子衆が正月の準備作業をされているとのことだったので邪魔にならないようにしながら拝見させてもらいました。
わらを使ってしめ縄か何かを作られてましたね。
昔は堀と土塁に囲われていたんですね。
残っている堀
こういうのは現地に足を運んで見るのが一番ですね。
次に訪れたのは顕証寺（けんしょうじ）です。
大阪府下でこの規模の木造建築物は非常に珍しいようです。
山門には龍の彫り物が参拝者を迎えていますよ。
次は『寺内町』ならではの古い町並みです。
実際に生活されている家屋ですが、趣がありますね。
野良猫二匹が日向ぼっこしてましたが、私が近づくと逃げてしまいましたよ。
悪いことしてもたなぁ～(^^;
マンホールの蓋です。
元土木屋なもんで、こうしたブツには目がいってしまいます(^^)/
久宝寺寺内町には「八尾街道」が通っていて、東西の入り口には道標もあって、写真のものは東口に設置されているもので、左 大坂 平野 右 和劦 信貴山 八尾地蔵尊 と刻まれています。
「和劦」の文字は他の資料などを調べて間違いないようですが、「劦」の読み方は「きょう」又は「ぎょう」みたいです。
寺井戸跡です。
元々、この地の地下水は鉄分が多くて飲料には適さなかったようで、長瀬川から地中に埋めた竹を使って当地に水を運び、上記の溜め井戸で住民の飲料水をまかなっていたとのことです。
埋めた竹が導水管、井戸が配水池みたいなもんでしょうね。
寺井戸跡の横にある生菓子店 帯喜太（おびきた）さん
まちなみセンターの職員さんが「ここのお餅は美味しいので是非ご賞味ください」とおっしゃっていたので立ち寄りました。
ういろは売り切れだったので、「あんまき」を購入。
中はこしあんですが、巻いてある皮が餅っぽくてしっかりとした噛み応えもあってなかなか美味でした。
あのサイズなので、甘いものも好きな私は一気に5本はいけますよ(笑)
発 ： 11：00
着 ： 15：45
走行距離 45 Km
久しぶりのポタリングだったのとオール市街地走行だったので45㎞の距離にしては疲れました。
今年、自転車で走った距離は1月20日の安治川トンネルポタから合計401㎞と昨年より100㎞以上少なくなってしまいました。
走行距離も回数も年々少なくなってますが、これからも季節の良い時期にのんびり走ろうと思ってます(^^)