奈良の寺社巡りが続きますが、本日は奈良市内にある『薬師寺』『唐招提寺』に行って来ました。

 

 

大池から薬師寺・若草山を望む。

 

夕焼け時やライトアップされた薬師寺も素晴らしいみたいですよ。

 

この大池は奈良県景観資産に登録されている場所のひとつです。

 

登録されている場所は奈良県下39市町村の全てに渡り、全体で161点となるようです。

 

大池から数分、近鉄電車 橿原線を渡ってすぐの薬師寺 南門前の駐輪場にモンキーを停めて、まずは休ヶ岡八幡宮へ向かいます。

 

 

薬師寺に参拝する際には、まずこちらの休ヶ岡八幡宮に詣でてからというのが正式な作法とのこと。

 

 

境内ではお宮参りの御祈祷が行われていました。

 

 

神社でのお参りを済ませて薬師寺へ向かいます。

 

落ちずに頑張っている柿の実と五重塔(西塔)

 

日本の秋ですな(^^)

 

 

 

南門から入るとまず正面に見えるのが金堂

昭和51年(1976年)に再建されました。

 

 

西塔は昭和56年(1981年)に再建されました。

 

現存する東塔を綿密に調査し、その結果に基づいて設計され、伝統的な木造建築の工法で再建されたとのこと。

 

 

初層部は閲覧できますが、写真撮影は禁止とのことで外観のみの画像となります。

 

 

下から見上げると迫力あるし、構造美に見入ってしまいます。

 

 

反対側(北側)から金堂・東塔・西塔を眺めます。

 

千数百年前の時代に暮らしていた人々もこの姿を眺めて、何を願っていたのでしょう?

 

 

東院堂(国宝)  日本最古の禅堂

 

 

 

東塔は、令和2年4月に落慶法要及び一般公開を予定していたところ、新型コロナウィルス感染拡大により延期となっていましたが、今年の3月から来年の4月まで初層部の一般公開を実施しています。

 

 

 

こちらも写真撮影はNGのため外からの様子のみ。

 

 

 

 

 

大講堂 平成15年(2003年)再建

伝統工法による復元建築としては史上最大の規模となる。

 

 

薬師寺は昭和40年代頃までは老朽化が進んで荒廃した状態でしたが、1949年に副住職に就任した高田好胤(たかだ こういん)元管主は優れた話術で多くの人に法話を行い、境内のみならず全国に出掛けて実施しました。

 

1967年に管主に就任した後、金堂や西塔などの再建を実施し、その再建費用を確保するため写経納経の供養料を集める勧進(寺院・仏像などの新造あるいは修復・再建のために浄財の寄付を求めること)を行い、全国で多くの講演を行ったり、テレビなどにも出演しました。

 

私が高田好胤管主を知ったのはテレビの番組でした。

「お坊さんやけど、面白い話をしはるなぁ~」っていうのが第一印象。

その声も聞き易くて、亡くなって20年以上経ちますが、まだ耳に残っていますよ。

 

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さて、薬師寺のすぐ北側にある唐招提寺へ向かいます。

 

 

ここ 唐招提寺 は中国・唐出身の僧 鑑真(がんじん)大和上が創建され、晩年を過ごされたお寺です。

 

その鑑真大和上を日本に招く若い僧の物語を描いた 井上靖氏の長編歴史小説である『天平の甍』(てんぴょうのいらか)が有名ですね。

 

 

 

 

南大門から入って少し歩くと正面に国宝の金堂が。

 

奈良時代、8世紀後半の建立。

 

 

鐘楼

 

 

講堂(国宝)

 

 

鼓楼(国宝)

 

 

礼堂(重要文化財)

 

 

宝蔵(国宝)

 

 

薬師寺のような塔はありませんが、どの建物も古い建築物で歴史を感じますね。

 

この当時(奈良時代)の人達の価値観や人生観、娯楽や嗜好など、今とはかなり違うものだったでしょうけど、その真実を知るにはドラえもんがやって来るのを待つしかありませんな(^^;

 

奈良からの帰りは阪奈道路を走りました。

 

奈良から大阪へ生駒山を下るルートは滅多に走りませんが、天気も良かったし、たまにはエエかなぁ~っと思って(^^)

 

 

ちなみにこの道、バイクは「日曜日・祝日0:00~6:00」は通行禁止です。