先日、キャンプ仕様としてモンキーにホムセンBOXを設置したので、今日は実際に荷物を積んで走ってみて、ガタつきや不具合が無いか確認してきました。
単に走るだけでは面白くないので、ネットで知ったある場所に出掛けることに。
その場所とはタイトルにもある『第四大和川橋梁』
大阪と奈良を結ぶ路線のひとつであるJR大和路線。
その線で大阪府と奈良県の府県境にあって、大和川を渡る橋梁です。
その橋梁の最寄りの駅が河内堅上駅
河内堅上駅は大阪の南の玄関口である天王寺駅から30分ほどですが、かなりローカルな雰囲気の駅です。
春は桜の名所として賑わうらしい。
駅から700mちょっと東にその橋はありました。
大和川右岸からの眺めです。
白いトラス橋は上の第四大和川橋梁を支える桁受けです。
(構造部材のひとつなんでトラス橋も含めて第四大和川橋梁なんでしょうけどね)
なので、橋のように見えますが、車はもちろん、人も渡れません。
渡りたくても、右側は25号線に接しているものの反対側には何も無く、そのまま進むと大和川に落ちてしまうような構造になってます。
なんでこんな形になったのかと言うと、元々はここで大和川を渡るような路線ではなかったのですが、昭和6年(1931年)にこの付近で大規模な地滑りが発生し、当初のルートであった部分がトンネルごと崩壊してしまったんです。
復旧に際して、再度地滑りの可能性がある部分を避けるため、大和川を2度渡るルートとなりました。
で、川の流れや国道25号線への影響、河川の幅や形、対岸のスペースや土質など現場条件を考慮して決定されたのがこのトラス橋を桁受けとする珍しい構造の鉄道橋です。
橋の長さは233m、流れに対して30度の角度で、半径400mのカーブを描いています。
昭和の初めに橋やトンネルもある2㎞程の路線を僅か半年で新設してしまった当時の鉄道マン、技術者の努力と意気込みには驚きと尊敬の念を抱きます。
一応、技術屋の端くれなんで、こうしたものに興味を引かれるんですよ(^^;
それと、昭和6年に発生した地滑りの対策工事が90年近く経った今でも行われているのには驚きましたよ。
近くには亀の瀬地すべり資料館ってのがあって、地滑りの歴史や工事の内容などを見ることが出来るそうですが、平日のみで予約制らしいのがちと面倒。
ま、お国の施設らしいし、訪れる人も滅多に居ないでしょうけどね。
本日のメインの目的である ホムセンBOX の設置確認ですけど、ガタつきも無くしっかりと固定されてました。
帰宅後に念のため増す締めしておきました。